ホームネットワーク構築方法

当ブログでは、家庭内のパソコン,プリンター,テレビ,レコーダー,NAS,ネットワークカメラなどをLANで接続してホームネットワーク(家庭内LAN)を構築し、それらを連携させて活用する方法を紹介しています。この記事では「DLNAソフトウェア」の使用方法や設定方法について詳しく説明いたします。

DLNAソフトウェア

B's 動画 on TV コンテンツ登録解除の方法

B's 動画 on TV で、コンテンツの登録を解除する方法を説明しておきます。

コンテンツ1個ずつ削除する方法と、フォルダごと削除する方法と、全て登録解除する
3通りの方法があります。各方法について示します。

1.コンテンツ1個の登録解除

(1) コンテンツを1個選択して右クリックし、削除をクリック。

  例えば、コンテンツの種別として [Video](赤枠で囲った部分)をクリックし、
  フォルダ[video](黄色枠で囲った部分)をクリックし、
  タイトル[MVI_0703](オレンジ枠で囲った部分)を右クリックし、
  [削除](紫枠で囲った部分)をクリック。

130716_01.png

(2) 削除するかどうかの問い合わせが表示されるので、[OK]をクリック。

130716_02.png

(3) タイトル[MVI_0703]のコンテンツが削除された。

130716_03.png


2.フォルダごとまとめて登録解除

(1) フォルダを1個選択して右クリックし、削除をクリック。

  例えば、フォルダ[video](赤枠で囲った部分)を右クリックし、
  [削除](紫枠で囲った部分)をクリック。

130716_04.png

(2) 削除するかどうかの問い合わせが表示されるので、[OK]をクリック。

130716_05.png

(3) フォルダ[video]が削除された。

130716_06.png


3.全て登録解除

(1) [ファイル]をクリックし、[クリア]を選択し、[すべて]をクリック。

130716_07.png

(2) データを全てクリアするかどうかの問い合わせが表示されるので、[OK]をクリック。

130716_08.png

(3) データが全てクリアされた。

130716_09.png

  上図では、Video のデータが削除されたことしか分からないが、
  Music および Photo の情報も削除されている。


Amazonでの B's 動画 on TV の紹介ページ


B's 動画 on TV NAS上のコンテンツを登録し、テレビで再生

B's 動画 on TV に、NAS上のコンテンツを登録できるかどうかを確認しました。
結果としては、フォルダごと登録することはできませんでしたが、
ファイルごとであれば登録することができました。
テレビでの再生も、パソコン上のコンテンツを登録した場合と同じレベルでできました。

以下に詳細を報告します。

1.コンテンツの準備

B's 動画 on TV に、パソコン上のコンテンツを登録し、テレビで再生
で使用したのと同じコンテンツ(ファイル)を使用したので、
コンテンツ(ファイル)の内容詳細は、そちらの記事を参照してください。

コンテンツ(ファイル)の配置は以下のようにします。

IODATA LANDISK HDL-A2.0 上

共有フォルダcontents 配下に music, photo, video の3つのフォルダを作成。
130716_21.png

music配下に 音楽ファイルを配置。
130716_22.png

photo配下に 静止画(写真)ファイルを配置。
130716_23.png

video配下に 動画ファイルを配置。
130716_24.png


バッファロー LinkStation LS-2.0TLJ

共有フォルダshare 配下に music, photo, video の3つのフォルダを作成。
130716_25.png

以降の配置方法は、IODATA LANDISK HDL-A2.0の場合と同様。


2.B's 動画 on TV にコンテンツを登録

登録方法は、「B's 動画 on TV に、パソコン上のコンテンツを登録し、テレビで再生
に記載した方法と同じ。

ただし、フォルダごと登録しようとすると、以下のようなエラーメッセージ
130716_26.png
が出て登録できませんでした。

ファイルごとにであれば、以下のように登録することができました。

130716_27.png

※上図は、IODATA LANDISK HDL-A2.0 の contents¥video 配下の動画を
 1個1個 B's 動画 on TV  に登録した後の状態を示している。

 WTV形式の動画については、パソコン上に配置していた時と同様に、
 B's 動画 on TV には登録することができなかった。

※音楽ファイル、静止画(写真)ファイルについても同様に登録できた。


3.B's 動画 on TV に登録されたコンテンツを、
  テレビで再生する方法


B's 動画 on TV に、パソコン上のコンテンツを登録し、テレビで再生
に記載した方法と同じなので、そちらを参照してください。


4.結果

(1) コンテンツを IODATA LANDISK HDL-A2.0  に配置した場合の、
  東芝レグザ 32J7 での再生状況 

コンテンツ
の種別
コンテンツNAS が
DLNAサーバー
B's 動画 on TV

DLNAサーバー
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv × ×(*1)
Wildlife.wmv × 〇
デジカメで撮影した動画 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
 × ×(*2)
YouTubeからダウンロードした動画
(WMV形式)
 × 〇
YouTubeからダウンロードした動画
(MPG形式)
 × ×(*2)
音楽Kalimba.mp3 〇 〇
静止画
(写真)
デジカメで撮った写真 〇 〇

(2) コンテンツを IODATA LANDISK HDL-A2.0  に配置した場合の、
  Panasonic VIERA X50 19V型 での再生状況

コンテンツ
の種別
コンテンツNAS が
DLNAサーバー
B's 動画 on TV

DLNAサーバー
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv × ×(*1)
Wildlife.wmv × 〇
デジカメで撮影した動画 〇 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
 × ×(*2)
YouTubeからダウンロードした動画
(WMV形式)
 × 〇
YouTubeからダウンロードした動画
(MPG形式)
 × ×(*2)
音楽Kalimba.mp3 × 〇
静止画
(写真)
デジカメで撮った写真 〇 〇

(3) コンテンツを バッファロー LinkStation LS-V2.0TLJ に配置した場合の、
   東芝レグザ 32J7での再生状況

コンテンツ
の種別
コンテンツNAS が
DLNAサーバー
B's 動画 on TV

DLNAサーバー
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv × ×(*1)
Wildlife.wmv × 〇
デジカメで撮影した動画 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
 × ×(*2)
YouTubeからダウンロードした動画
(WMV形式)
 × 〇
YouTubeからダウンロードした動画
(MPG形式)
 × ×(*2)
音楽Kalimba.mp3 × 〇
静止画
(写真)
デジカメで撮った写真 〇 〇

(4) コンテンツを  バッファロー LinkStation LS-V2.0TLJ に配置した場合の、
  Panasonic VIERA X50 19V型 での再生状況

コンテンツ
の種別
コンテンツNAS が
DLNAサーバー
B's 動画 on TV

DLNAサーバー
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv × ×(*1)
Wildlife.wmv × 〇
デジカメで撮影した動画 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
 × 〇
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
 × ×(*2)
YouTubeからダウンロードした動画
(WMV形式)
 × 〇
YouTubeからダウンロードした動画
(MPG形式)
 × ×(*2)
音楽Kalimba.mp3 × 〇
静止画
(写真)
デジカメで撮った写真 〇 〇

(*1) B's 動画 on TV への登録が不可能。
(*2) B's 動画 on TV への登録は可能だが、再生ができない。


5.所感

NAS上に置いたコンテンツは、そのままNASをDLNAサーバーとすると、再生できない
ケースが多かったのですが、B's 動画 on TV でトランスコードして配信すると、
かなりの部分が再生できるようになりました。

このやり方だと、NAS上のコンテンツをテレビで再生ときに、パソコン および 
B's 動画 on TV を起動しなければならないという制約は付きますが、
とにかく、NAS上のコンテンツをテレビで再生することはできるようになります。

できるだけ、コンテンツをNASに集約したいと考えている人は、B's 動画 on TV  を
活用するのが1つの手段であると思います。


Amazonでの B's 動画 on TV の紹介ページ


B's 動画 on TV まとめ -どのような人の役に立つか?-

B's 動画 on TV  は、トランスコード(*1)対応のDLNAサーバーソフトです。

(*1)トランスコードとは、DLNAクライアントがサポートするファイルフォーマットに
  合わせてDLNAサーバー側で変換しながらコンテンツ配信を行う仕組みのことです。
 
  パソコンやNAS上のコンテンツを、テレビで見る場合
  (パソコンやNASをDLNAサーバーとし、テレビをDLNAクライアントとして再生する場合)、
  テレビはサポートするファイルフォーマットが限定されているため、
  多くの場合、DLNAサーバー側でトランスコードを行う必要があります。

Windows 7 は、トランスコード対応のDLNAサーバー機能を持っていますが、
それより前の OS を使っている人もいるかもしれません。
また、Windows 7 の機能では不十分な部分もあります。

以下に該当する人は、このソフトウェア(B's 動画 on TV)が役に立つかもしれません。

(1) Windows XP のパソコン上のコンテンツを、テレビで見れるようにしたい。

  ※Windows XPは DLNAサーバー機能をサポートしていません。

(2) Windows 7 を使用していて、パソコン上に保存してるネットワークカメラで撮影
  した動画をテレビで見たい。

  ※ネットワークカメラで撮影した動画(avi形式)は、Windows 7 のトランスコード
   機能ではテレビで再生することができませんが、B's 動画 on TV の
   トランスコード機能を使えば、再生可能になる場合があります。
   詳細は以下の記事を参照してください。
   → B's 動画 on TV に、パソコン上のコンテンツを登録し、テレビで再生

  ※なお、ネットワークカメラで撮影した動画をテレビで見る方法としては、
   ネットワークメディアプレーヤーを使う方法もあります。
   詳細は以下の記事を参照してください。
   → バッファロー LinkTheater LT-V200で再生できたコンテンツ-NAS,PC上-

(3) NAS上に保存したコンテンツを、テレビで見たい。

  ※動画、音楽、写真などのコンテンツを、できるだけNASに集約したいという人
   はいると思います。
   しかし、NASのDLNAサーバー機能は、一般にトランスコードの機能を持たない
   ため、NAS上の多くのコンテンツは、テレビで再生させることはできません。

   これを解決するための1つの方法が、NASに保存したコンテンツを、
   パソコン上の B's 動画 on TV  でトランスコードして、テレビに配信すると
   いう方法です。

   詳細は以下の記事を参照してください。
   → B's 動画 on TV NAS上のコンテンツを登録し、テレビで再生


Amazonでの B's 動画 on TV の紹介ページ


DMRを SoftDMA 2 で実現

デジタルメディアレンダラ―(DMR)は、SoftDMA 2 で実現することも可能です。
サイバーリンク公式オンラインストア

以降、私の家のネットワーク環境(ホームネットワーク)で、実際に、
デジタルメディアコントローラー(DMC) を Mindows Media Player で、
デジタルメディアレンダラ―(DMR) を SoftDMA 2 で構築した例を示します。

1.ハードウェアとソフトウェアの構成

DMC:NEC VersaPro PC-VY22M/F(以降、パソコン1と呼ぶ)。OS:Windows 7。
   DMCは、Windows Media Playerで実現。

DMR:FUJITSU LIFEBOOK AH77/H(以降、パソコン2と呼ぶ)。OS:Windows 7。
   DMRは、SoftDMA 2 で実現。

DMS:IODATA LANDISK HDL-A2.0(以降、NAS1と呼ぶ)

130722_01.jpg

2.手順

2.1 DMR側での設定

(1) パソコン2(DMRにするパソコン)において、
  [スタート]ボタン → [すべてのプログラム] → [CyberLink SoftDMA]
  → [SoftDMA] をクリック。

130722_02.png

  SoftDMA 2 が起動する。

(2) SoftDMA 2 の画面で、[設定]をクリック。

130722_03.png

(3) デフォルト設定として、「常に許可する」「使用中でなければ許可する」
  「常に許可しない」の3つのうちから1つを選べるようになっている。
  →「常に許可する」を選択。
   ※これが初期値になっているので、大抵の場合、何もしなくてよい。

130722_04.png


2.2 DMC側での操作

(1) パソコン1(DMCにするパソコン)において、Windows Media Player を起動。
  ※起動方法は、「DMC,DMRをWindows Media Player で実現」の2.1の(1)と同じ。

(2) コンテンツ一覧を表示。ここでは、「ビデオ」一覧を表示。
  以下のようにする。
  ・「LANDISK-F24A87」(DMSにするNAS1のホスト名)(赤枠で囲った部分)
   をクリック。
  ・「ビデオ」(緑枠で囲った部分)をクリック。

130721_05.png

(3) コンテンツ(ここでは、「MVI_0703」。これはデジカメで撮った動画)を選択して
  右クリックし、出てきたメニューの中から、
  [リモート再生](赤枠で囲った部分)をクリックし、出てきたメニューの中から、
  [CyberLink SoftDMA(koji-PC)](緑枠で囲った部分)をクリック。

130722_06.png

(4) パソコン2において、「MVI_0703」の再生がスタートする。

IMG_0776.jpg


3.再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ

上記「2.手順」と同様の手順で、再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
は以下のとおりです。

コンテンツの種別コンテンツ結果
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv(*1)×(*4)
Wildlife.wmv(*2)
デジカメで撮影した動画
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
YouTubeからダウンロードした動画(WMV形式)〇(*5)
YouTubeからダウンロードした動画(MPG形式)×(*6)
テレビ番組の録画×(*7)
音楽Kalimba.mp3(*3)
静止画(写真)デジカメで撮った写真

(*1) Windows 7 のサンプル動画。 以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Recorded TV¥Sample Media¥win7_scenic-demoshort_raw.wtv

   Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
   C:ユーザー > パブリック > パブリックの録画一覧 >
          サンプルメディア > 風景.wtv

(*2) Windows 7 のサンプル動画。以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Videos¥Sample Videos¥Wildlife.wmv

   Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
   C:ユーザー > パブリック > パブリックのビデオ >
         サンプルビデオ > 野生動物.wmv
   または、
    ライブラリ > ビデオ > サンプルビデオ > 野生生物.wmv

(*3) Windows 7 のサンプル音楽。以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Music¥Sample Music¥Kalimba.mp3

  Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
    C:ユーザー > パブリック > パブリックのミュージック >
          サンプルミュージック > Kalimba.mp3
  または、
    ライブラリ > ミュージック > サンプルミュージック > Kalimba.mp3

(*4) WTVファイルは、元々、Windows Media Center で再生するファイルであるので、
   Windows Media Player では再生できない。
   DMC側には、コンテンツのタイトルの表示もされなかった。

(*5) 動画は再生されるが、映像がかなりぎくしゃくする。
   これは、別に、DMC,DMRを使ったからではなくて、SoftDMA 2で、
   他のホスト上にある、YouTubeからダウンロードしたWMV形式の動画を再生する場合、
   そうなる。

(*6) ここが×になるのは、DMRにした場合に固有の現象。
   現象としては、DMC側に「メディア形式がサポートされていません」というメッセージ
   が出力され、再生されない。

   通常の方法であれば(DMPとしてであれば)、ホスト2から SoftDMA 2 で、
   YouTubeからダウンロードしたMPG形式の動画を再生することができる。
   (しかも、その時は、ぎくしゃくした映像ではなく、スムーズな映像になる)

(*7) ここは再生できるのが期待値だったのですが。。。
   現象としては、DMC側に「メディア形式がサポートされていません」というメッセージ
   が出力され、再生されない。
   ここが〇にならないと、SoftDMA 2  を使う意味が半減するので、とても残念。


DMC,DMR 関連の記事一覧
(1) DMC,DMRについて
(2) DMC,DMRをWindows Media Player で実現
(3) DMRを SoftDMA 2 で実現
(4) DMR を DiXiM Digital TV Plus で実現
(5) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(6) DMCを DiXiM Digital TV Plus で実現
(7) DMRを LT-V200 で実現
(8) 東芝レグザの DMR機能について
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) DMRを PowerDVD 13 ultra で実現
(11) DMCを PowerDVD 13 ultra で実現
(12) VIERA remote
(13) RZ見るナビ
(14) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMR機能-
(15) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMC機能-

SoftDMA関連記事
(1) SoftDMA 2 の使い方-DTCP-IP対応DLNAクライアント機能-
(2) DMRを SoftDMA 2 で実現
(3) SoftDMA 2 でのコンテンツ一覧の表示方法と並び換え
(4) PowerDVD Mobile:iPhone上のコンテンツを、様々なDLNAクライアントで再生
(5) PowerDVD Mobile:iPhone上のコンテンツをSoftDMA 2でプッシュ再生させる
(6) SoftDMA 2:コンテンツをPCにダウンロードする機能
(7) ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をパソコン上でSoftDMA 2 を使用して再生
(8) nasneのライブチューナ機能:放送中の番組をパソコン上でSoftDMA 2 を使用して見る
(9) SoftDMA 2 の期間限定版の購入方法について
(10) Power Media Player:iPhone上のコンテンツをPC上でSoftDMA 2を使用して再生
(11) Power Media Player:iPhoneをDMCかつDMS、SoftDMA 2 をDMRとして使用
(12) SoftDMA 2 は全ての録画モードに対応できているか?
(13) SoftDMA 2 まとめ

DMR を DiXiM Digital TV plus で実現

DiXiM Digital TV plus は、仕様としては、デジタルメディアレンダラ―(DMR)に
なることが可能です。

[Amazon]                  [Vector]
ダウンロード版     パッケージ版   ダウンロード版
   
※Amazonのほうが安価ですが、在庫切れになっていることが多いです。
  Amazonが在庫切れの場合は Vectorからの購入をご検討ください。
※2014.7.19 Amazonからの販売が再開されたようです。

しかし、私の家のネットワーク環境(ホームネットワーク)で、実際に、
デジタルメディアコントローラー(DMC) を Mindows Media Player で、
デジタルメディアレンダラ―(DMR) を DiXiM Digital TV Plus  にして試したところ、
再生できたコンテンツは、静止画(写真)だけでした。

詳細は以下のとおりです。

1.ハードウェアとソフトウェアの構成

DMC:NEC VersaPro PC-VY22M/F(以降、パソコン1と呼ぶ)。OS:Windows 7。
   DMCは、Windows Media Player で実現。

DMR:FUJITSU LIFEBOOK AH77/H(以降、パソコン2と呼ぶ)。OS:Windows 7。
   DMRは、DiXiM Digital TV Plus で実現。

DMS:IODATA LANDISK HDL-A2.0(以降、NAS1と呼ぶ)

130722_11.jpg

2.手順

2.1 DMR側での設定

(1) パソコン2(DMRにするパソコン)において、
  [スタート]ボタン → [すべてのプログラム] → [DiXiM Digital TV Plus]
  → [DiXiM Digital TV Plus] をクリック。

130722_12.png

   DiXiM Digital TV Plus が起動する。

(2) 設定画面になっていない場合は、画面左の「<」ボタン(赤枠で囲った部分)
  をクリック。

130722_13.png

(3) [設定](赤枠で囲った部分)をクリック。

130722_14.png

(4) [レンダラ―設定](赤枠で囲った部分)をクリック。

130722_15.png

(5) 初期値では、「レンダラ―受付再生状態」が「無効」になっている。(緑枠で
  囲った部分)。
  [再生指示の受付を有効にする](赤枠で囲った部分)をクリック。

130722_16.png

(6) 「レンダラ―受付再生状態」が「有効」に変わった。

130722_17.png

  これで、DMRの設定は完了。


2.2 DMC側での操作

(1) パソコン1(DMCにするパソコン)において、Windows Media Player を起動。
  ※起動方法は、「DMC,DMRをWindows Media Player で実現」の2.1の(1)と同じ。

(2) コンテンツ一覧を表示。ここでは、「ビデオ」一覧を表示。
  以下のようにする。
  ・「LANDISK-F24A87」(DMSにするNAS1のホスト名)(赤枠で囲った部分)
   をクリック。
  ・「ビデオ」(緑枠で囲った部分)をクリック。

130721_05.png

(3) コンテンツ(ここでは、「MVI_0703」。これはデジカメで撮った動画)を選択して
  右クリックし、出てきたメニューの中から、
  [リモート再生](赤枠で囲った部分)をクリックし、出てきたメニューの中から、
  [koji-PC(DiXiM Digital TV plus](緑枠で囲った部分)をクリック。

130722_18.png

(4) しかし、パソコン1側(DMC側)で、
  「メディア形式がサポートされていません」というメッセージが出力され、
  パソコン2(DMR側)では、コンテンツの再生はされない。

130722_19.png

(5) 「画像」(紫枠で囲った部分)をクリック。
  コンテンツ「IMG_0468」を右クリックし、出てきたメニューの中から、
  [リモート再生](赤枠で囲った部分)をクリックし、出てきたメニューの中から、
  [koji-PC(DiXiM Digital TV plus](緑枠で囲った部分)をクリック。

130722_20.png

(7) パソコン2側(DMR側)で、
  「レンダラ―に再生指示されました。受け付けますか?」という問い合わせが
  出力される。「OK」をクリック。

130722_21.png

(8) パソコン2側(DMR側)でコンテンツが再生される(画像が表示される)。

130722_22.png


3.再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ

上記「2.手順」と同様の手順で、再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
は以下のとおりです。

コンテンツの種別コンテンツ結果
動画win7_scenic-demoshort_raw.wtv(*1)×(*4)
Wildlife.wmv(*2)×(*5)
デジカメで撮影した動画×(*5)
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG)
×(*5)
ネットワークカメラで撮影した動画
(ファイル形式:avi、圧縮形式:H264)
×(*5)
YouTubeからダウンロードした動画(WMV形式)×(*5)
YouTubeからダウンロードした動画(MPG形式)×(*5)
テレビ番組の録画×(*5)
音楽Kalimba.mp3(*3)×(*5)
静止画(写真)デジカメで撮った写真

(*1) Windows 7 のサンプル動画。 以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Recorded TV¥Sample Media¥win7_scenic-demoshort_raw.wtv

   Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
   C:ユーザー > パブリック > パブリックの録画一覧 >
          サンプルメディア > 風景.wtv

(*2) Windows 7 のサンプル動画。以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Videos¥Sample Videos¥Wildlife.wmv

   Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
   C:ユーザー > パブリック > パブリックのビデオ >
         サンプルビデオ > 野生動物.wmv
   または、
    ライブラリ > ビデオ > サンプルビデオ > 野生生物.wmv

(*3) Windows 7 のサンプル音楽。以下のファイルのコピー。
   C:¥Users¥Public¥Music¥Sample Music¥Kalimba.mp3

  Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
    C:ユーザー > パブリック > パブリックのミュージック >
          サンプルミュージック > Kalimba.mp3
  または、
    ライブラリ > ミュージック > サンプルミュージック > Kalimba.mp3

(*4) WTVファイルは、元々、Windows Media Center で再生するファイルであるので、
   Windows Media Player では再生できない。
   DMC側には、コンテンツのタイトルの表示もされなかった。

(*5) DMC側に「メディア形式がサポートされていません」というメッセージ
   が出力され、再生できなかった。


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(1) DMC,DMRについて
(2) DMC,DMRをWindows Media Player で実現
(3) DMRを SoftDMA 2 で実現
(4) DMR を DiXiM Digital TV Plus で実現
(5) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(6) DMCを DiXiM Digital TV Plus で実現
(7) DMRを LT-V200 で実現
(8) 東芝レグザの DMR機能について
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) DMRを PowerDVD 13 ultra で実現
(11) DMCを PowerDVD 13 ultra で実現
(12) VIERA remote
(13) RZ見るナビ
(14) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMR機能-
(15) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMC機能-

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(1) DiXiM Digital TV plus 購入/インストール
(2) DiXiM Digital TV plus の使い方-DTCP-IP対応DLNAクライアント機能-
(3) DMR を DiXiM Digital TV Plus で実現
(4) DMC を DiXiM Digital TV Plus で実現
(5) DiXiM Digital TV plus でのコンテンツ一覧の表示方法と、コンテンツの探し方
(6) DiXiM Digital TV plus で、テレビの録画番組以外の動画を再生する方法
(7) DiXiM Digital TV plus で、音楽/写真を再生する方法
(8) DiXiM Digital TV plus:コンテンツをPCにダウンロードする機能
(9) ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をパソコン上でDiXiM Digital TV Plus を使用して再生
(10) nasneのライブチューナ機能:放送中の番組をパソコン上でDiXiM Digital TV Plus を使用して見る
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NAS
バッファロー LinkStation LS410D0201C

転送速度:100MB/s
容量:2TB
DLNAサーバー:〇
DTCP-IPサーバー:〇

バッファロー Link Station LS210D0201C
転送速度
 リード:58MB/s
 ライト:63MB/s
容量:2TB
DLNAサーバー:〇
DTCP-IPサーバー:〇

ネットワークカメラ
IODATA製 Qwatch TS-WPTCAM

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:〇
暗視:〇
高機能にして割安。

IODATA製 Qwatch TS-WLC2

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇
マイク・スピーカー内蔵。

IODATA製 Qwatch TS-WLCAM

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:×
安価で簡単。はじめての人におすすめ。

PLANEX製 カメラ一発! CS-W60HD

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇

PLANEX製 カメラ一発! CS-W06N

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇

PLANEX スマカメ CS-QR10

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:×
スマホ専用のカメラです。

Tenvis製 JPT3815W


無線LAN:〇
接続設定簡単化:×
パン・チルト:〇
暗視:〇
外国製。マニュアルは英文(一部和訳あり)、かつ、あまり詳しいことは書かれていない。サポートは英文メールのみ。その分価格が安い。
SDカード
SDカードは、デジカメ、ネットワークカメラ、パソコンなどで利用できる場合があります。SDカードの選び方に関しては、以下の記事を参照してください。
SDカード、SDHCカード、SDXCカードの選び方
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