PowerDVD 15 Ultra の H.265形式の動画を再生する機能について説明します。
サイバーリンク PowerDVD 16



PowerDVDシリーズでは、PowerDVD 14 Ultra から、この形式の動画がサポートされています。
今回は、PowerDVD 14 Ultra 検証時に使用したのと同じ H.265形式の動画が、
PowerDVD 15 Ultra でも動作するのかどうかを検証しました。



1.H.265とは


H.265とは、動画圧縮規格の一つで、以下の特徴を持っています。
 ・ MPEG-2(H.262)比で約4倍、H.264/AVCとの比較でも約2倍の圧縮率。
 ・ 8Kの高画質をサポート


H.265の実用化は、4Kや8Kのテレビ放送が主になると思います。
現状、4Kや8Kのサービスを提供しているのは、ひかりTVやスカパーに限定されています。
2016年に、BSで4Kおよび8Kの試験放送が開始される予定です。



2.H.265形式の動画を準備する


画質については、私のパソコンのディスプレイが、1366×768ドットなので、
8K(水平画素が7680)どころか、4K(水平画素が3840)も試すことができません。


とりあえず、H.265の圧縮率の高さを確認し、それが PowerDVD 14 Ultra で再生できる
ことを確認することを目指します。


H.264 と H.265 を比較したいので、まず、H.264の動画を用意し、
それを H.265 に変換することにしました。


H.264 の動画としては、ネットワークカメラ IODATA Qwatch TS-WLC2 を
圧縮形式:H.264、解像度:HD(1280×720) の設定にして(下図は設定画面)
140519_01
動画を撮影して保存しました。(19秒の動画)
→ Record_2014_5_19_11_49_23.avi というファイル名となった


変換ソフトとしては「DivX 10」を使いました。(「DivX 10」は再生もできます)
「DivX 10」は、無料でダウンロードできます。
【レビュー】「DivX 10」で最新コーデックのH.265を試してみる 参照
「DivX 10」のダウンロード方法や使い方についえては、上記のページを参照してください。
上記のページに記載された方法で、H.264の動画を H.265に変換。
→ Record_2014_5_19_11_49_23.mkv というファイル名となった


H.265への変換は非常に時間がかかるというのが定説ですが、
上記のファイルの変換については、10秒もかかりませでした。


ファイルサイズを比較してみると、
  Record_2014_5_19_11_49_23.avi ... 4,297KB
  Record_2014_5_19_11_49_23.mkv ... 2,128KB
と確かに、H.265は、H.264に比べて半分くらいになりました。


※下図は、Explorerでファイルサイズを表示したところ。
 下図赤枠で囲った部分が、上記2つのファイル。
140519_02



3.PowerDVD 15 Ultra での実行結果


(1) PowerDVD 15 Ultra を起動し、[メディアライブラリー]→[動画]の順にクリック。
  H.264動画 および H.265動画の含まれるフォルダをダブルクリック。

(2) H.264動画 Record_2014_5_19_11_49_23.avi を再生すると以下のとおり。
150705_01

(3) H.265動画 Record_2014_5_19_11_49_23.mkv を再生すると以下のとおり。
150705_02


上図では分からないですが、H.264では19秒であった動画が、H.265では12秒になってしまって
いました。(結果的に映像が早送りしたみたいな動作になっていました)
ただし、それについては、PowerDVD 15 Ultra でなく、DivX 10 で再生しても同じだったので、
PowerDVD 15 Ultra の問題でなく、DivX 10 のファイル変換の問題であると思います。


ともかく、PowerDVD 15 Ultra で H.265 を再生することはできました。



4.他の動画再生ソフトとの比較


私が今持っているソフトで、上記H.265動画を再生できたのは、
 ・ PowerDVD 14 Ultra
 ・ DivX 10
のみです。


Windows 7 に含まれている Windows Media Player、および、SoftDMA 2では、
H.264動画は再生できますが、H.265動画は再生できません。
(というか H.265動画は、動画として認識されませんでした)


DiXiM Digital TV plus は H.264, H.265とも再生できませんでした。


H.265を再生するという目的だけなら、有料のPowerDVD 15 Ultra を買わなくても、
無料のDivX 10 を使用すればよいのですが、目的によって使用するソフトを使い分けるのは、
なかなか大変なので、テレビの録画番組の再生も、BD/DVDの再生も、H.265動画の再生も
全て同じソフトでやりたいという場合は、PowerDVD 15 Ultra を選択することになると思います。


また、PowerDVD 15 Ultra では、新機能として、
Intel および NVIDIA の GPU アクセラレーションを利用して、
CPU負荷を大幅に下げて H.265動画形式を再生する機能がサポートされています。
該当するCPUアクセラレーションハードウェアを持っていれば、
PowerDVD 15 Ultra のメリットを有効活用することができます。


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