テレビをホームネットワークに接続する方法とメリットについて説明します。


注1.本記事では、パソコンのOSは、Windows 7 を前提にしています。


注2.ホームネットワークとインターネットの関係
  通常、ホームネットワークはインターネットにつなげて使用します。当ブログでもそうします。
  そのため、当ブログでは、ホームネットワークに接続すれば、暗黙に、インターネットにも
  接続すると考えてください。



1.テレビをホームネットワークに接続した場合のメリット


テレビをホームネットワークに接続した場合のネットワーク構成の例を示します。
[有線LANで接続した場合]

150131_01


[無線LANで接続した場合]

150131_02

テレビをホームネットワークに接続した場合のメリットは以下の通りです。
(1) インターネットに接続して、アクトビラ、YouTube などが配信するコンテンツを視聴する
  ことができる。
(2) Skype でテレビ電話を行うことができる。
(3) 録画機能付きのテレビであれば、録画した番組を、ホームネットワーク経由で配信して、
  パソコンで視聴することができる。(DLNAサーバー機能)
  また、逆に、パソコン上のコンテンツを、テレビで視聴することもできる。(DLNAクライアント機能)


注1. 詳細は以下の記事にまとめておりますので、そちらも参照してください。
 テレビやレコーダーをLANに接続すると、どんなメリットがあるか?

注2. 上記(1)(2)(3)のいずれの機能も全てのテレビで利用できるわけではありません。

 (1)に関しては、アクトビラ、YouTube各々、それらをサポートしていると明言している
 テレビを購入する必要があります。
 使用例については以下の記事を参照してください。

  ・Panasonic VIERA X50 でのアクトビラの利用方法
  ・Panasonic VIERA X50 でのYouTubeの利用方法
  ・東芝 REGZA 32J7 アクトビラの利用方法
  ・東芝 REGZA 32J7 YouTubeの利用方法


 (2)に関しても、Skypeをサポートしていることを明言しているテレビを購入する必要が
 あります。また、そのテレビに接続可能なWebカメラを購入する必要もあります。
 Skypeの設定方法/使用例については、以下の記事を参照してください。

  ・テレビでSkype:ビエラコミュニケーションカメラの設置
  ・テレビでSkype:起動/サインイン/プロフィール参照更新/サインアウト
  ・テレビでSkype:テスト通話/通話
  ・テレビでSkype:各社の対応


 (3)に関して
 ・パソコン上の動画などのコンテンツを、ホームネットワーク経由で配信して、
  テレビで視聴するのであれば、テレビがDLNAクライアント機能をサポートしている必要が
  あります。
  パソコン側ではWindows 7 が DLNAサーバー機能をサポートしているので、追加で必要に
  なるものはありません。
  設定方法については、後日、別の記事で示します。

 ・テレビ側で録画した番組を、ホームネットワーク経由で配信して、パソコンで視聴する場合、
  テレビが録画機能をサポートしていること、および、
  テレビが録画で使用するハードディスクを内蔵または外付けで接続していること、および、
  テレビがDLNAサーバー機能をサポートしていることに加えて、
  DTCP-IP対応DLNAクライアントソフトを購入してパソコンにインストールする必要があります。
  設定方法については、後日、別の記事で示します。

 なお、日本の家電メーカーは、DLNA機能のことを素直に「DLNA機能」とは呼ばずに、
 各社固有の名称で呼んでいる場合が多いです。
 例.Panasonicでは、DLNA機能のことを、「お部屋ジャンプリンク」と呼んでいる。
    東芝では、DLNA機能のことを、「レグザリンクシェア」と呼んでいる。
    ソニーでは、DLNA機能のことを、「ソニールームリンク」と呼んでいる。
 詳細は以下の記事を参照してください。

  テレビ/レコーダー各メーカーのDLNA機能への対応



2.テレビをホームネットワークに接続する方法


アクトビラ、YouTube、Skype、DLNAサーバー、DLNAクライアントのどの機能を使うに
しても、まずはテレビをホームネットワークに接続しなければなりません。

テレビをホームネットワークに接続する方法は、各テレビの取扱説明書に従って行うこと
になります。


無線LANで接続する場合に、以下の記事で説明した、無線LANの自動設定機能(AOSSやWPSなど)
が使用できるかどうかは、テレビがそれをサポートしているかどうかで決まります。
無線LANの自動設定機能(AOSS、WPSなど)について


私が実際にホームネットワークに接続したテレビは以下の2機種です。
 ・Panasonic VIERA X50 19V型
 ・東芝 REGZA 32J7


Panasonic VIERA X50 19V型については、AOSS,WPSはサポートされていなかったので、
 ・SSIDは一覧から出てきたものの中から選択
 ・暗号キー(セキュリティキー)はリモコンで入力
を行うことにより設定したのですが、認証方式まで設定する必要はなかったので、
設定が特に難しいということはなかったです。(SSIDと暗号キーは無線LAN親機の側面など
に印刷されているので)詳細な手順は以下の記事を参照してください。
テレビを無線LANでネットワークに接続 


東芝 REGZA 32J7 は、WPSがサポートされていたので、より簡単に設定することができました。
詳細な手順は以下の記事を参照してください。
東芝製テレビ REGZA 32J7 ネットワーク設定 



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(6) テレビをホームネットワークに接続
(7) レコーダーをホームネットワークに接続
(8) パソコン上のコンテンツをテレビ/レコーダーで視聴するには
(9) テレビ/レコーダー上の録画番組をパソコンで視聴するには
(10) テレビ/レコーダー上の録画番組を、別のテレビで視聴するには
(11) NASをホームネットワークに接続するには
(12) NASをDLNAサーバーとして使用するには
(13) nasneをホームネットワークに接続
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(24) スマートフォンでSkypeを使用するには
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