パソコンを無線LANでホームネットワーク(家庭内LAN)に接続する方法について説明します。


注.ホームネットワークとインターネットの関係
  通常、ホームネットワークはインターネットにつなげて使用します。当ブログでもそうします。
  そのため、当ブログでは、ホームネットワークに接続すれば、暗黙に、インターネットにも
  接続すると考えてください。



1.無線LANの仕組み


無線LANのネットワークは、無線LAN親機(アクセスポイント)に、無線LAN子機を、
無線で接続することで構成されます。(下図の例では、パソコンが無線LAN子機に該当します。
正確には、パソコンに無線LAN子機が内蔵されています)


150124_01


注1.無線LAN親機の形状は、大きく3つに分かれます。
  (1) ホームゲートウェイに内蔵されたタイプ
  (2) ホームゲートウェイに挿し込むカードタイプ
  (3) ホームゲートウェイに有線LANで接続するタイプ
  上図は(3)のタイプです。


注2.無線子機の形状は、大きく2つに分かれます。
  (1) パソコンやテレビに内蔵されたタイプ
  (2) パソコンやテレビにUSBで接続するタイプ
  上図は(1)のタイプです。(内蔵された無線LAN子機は図では省略しています)


上記注1,注2のどのタイプであっても、使用される無線LANの仕組みは共通していて、
以下のようになっています。


・ 無線LAN親機は、その機器に固有の、
  「SSID」(各無線LAN親機を識別するためのID。例.106F3FE63236_A)と、
  「セキュリティキー」(暗号化のキーにする文字列。例.hwukw3ht66wts)
  を持っている。


  また、「認証方式」(例.WPA2-PSK, WEPなど)と、
  「暗号化プロトコル」(例.AES, TKIPなど)を、
  その機器がサポートしているものの中から選択するようになっている。


  ※大抵の場合、初期設定値をそのまま使います。
   私が現在使用している無線LAN親機(バッファロー WZR-600DHP)では、
   以下のようになっています。
    「認証方式」     :WPA/WPA2 mixedmode-PSK
    「暗号化プロトコル」 :AES


・ 無線LAN子機において、無線LAN親機と同じ(あるいは互換性のある)
  「SSID」「セキュリティキー」「認証方式」「暗号化プロトコル」を設定すると、
  無線LAN親機と接続するようになっている。


  ※私の経験の範囲では、無線LAN子機が Windows7パソコンの場合、
   「SSID」「セキュリティキー」「認証方式」「暗号化プロトコル」
   全てを設定するようになっていましたが、
   無線LAN子機が iPhone や テレビの場合は、「SSID」「セキュリティキー」の設定
   のみを行うようになっていました。
   多分、その場合は、無線LAN親機側と互換性のある「認証方式」「暗号化プロトコル」
   が自動的に選択されているのではないかと思います。



2.無線LANの自動設定機能(WPSとAOSSなど)について


無線LAN親機側は、購入後、特に設定の変更をしなくても使用可能なのですが、
無線LAN子機側は、上記「SSID」「セキュリティキー」「認証方式」「暗号化プロトコル」を
設定しなければ、無線LAN親機と、無線LANで接続することはできません。

しかし、上記「SSID」「セキュリティキー」「認証方式」「暗号化プロトコル」を正しく
設定することは、素人には難しい作業となります。


そのため、それらの値を直接的に入力する代わりに、
 ・無線LAN親機側と無線LAN子機側で同時に特定のボタンを押すだけで、あるいは、
 ・無線LAN親機側で特定のボタンを押した後に、
  無線LAN子機側で簡単な設定を行うだけで、
それらの値(「SSID」「セキュリティキー」「認証方式」「暗号化プロトコル」)が
自動的に設定する機能が用意されています。


ここでは、この機能を「無線LANの自動設定機能」と呼ぶことにします。


無線LANの自動設定機能は、以下の3種類があります。
(a) バッファロー社が開発した「AOSS」あるいは「AOSS2」
(b) NECが開発した「らくらく無線スタート」
(c) Wi-Fi Aliance が開発した「WPS」


こららの機能を使うには、原則、無線LAN親機と無線LAN子機が同じ種類の自動設定機能を
サポートしている必要があります。


※ただし、無線LAN子機側がパソコン/タブレット/スマートフォンの場合は少し特殊で、
 無線LAN子機側自体が無線LANの自動設定機能をサポートしている必要はなく、
 無線LAN親機のメーカーから提供されたプログラムをインストールするか、
 あるいはブラウザ経由で使用して、「AOSS」や「らくらく無線スタート」を使用する
 ようになっています。


無線LANの自動設定機能が利用可能であれば、原則、利用するのがよいと思います。


※ただし、常に「無線LANの自動設定機能」を使ったほうが簡単かと言うとそうでもありません。
 自動設定機能自体が簡単であっても、それを利用するためのプログラムのインストールが
 面倒であったり、自動設定機能を使用するための画面を表示するまでの手順が面倒である
 場合もありました。
 その一方で、自動設定機能を使用しない場合でも、
   ・「SSID」は、手入力するのではなく、表示されたものの中から選ぶだけ
   ・「セキュリティキー」は手入力する
   ・「認証方式」「暗号化プロトコル」は何もしなくても自動的に設定される
 と、かなり簡素化されている場合もありました。


 原則は、自動設定を使用する方向で検討してみて、そちらがかえって面倒そうなら、
 手動で設定してもよいと思います。


無線LANの自動設定機能については以下の記事に少し詳しくまとめておりますので、
参照してみてください。
  無線LANの自動設定機能(AOSS、WPSなど)について


3.パソコンを無線LANでホームネットワークに接続する方法
  -バッファロー製無線LAN親機を使用した場合-


 無線LAN親機 WZR-600DHP に同梱されていた
 「WZR-600DHPシリーズマニュアルらくらく!セットアップシート Windows/Mac編
 に従って、パソコンを無線LAN親機に接続しました。

150124_02

 手順は以下のとおりです。

 (1) 無線LAN親機 WZR-600DHP の AOSSボタン(下図赤枠で囲った部分)を、
   緑のランプ(下図緑枠で囲った部分)が点滅を開始するまで長押しする
   (2-3秒押し続ける)。

IMG_0023_1

 (2) パソコン側で、ワイヤレスアイコン130305_3をクリックする。


 (3) 表示された画面に出てきた文字列のうち、
   「AirStationセットアップカード」(無線親機に同梱されている)に記載されている 
     !AOSS-XXXXXX_A または
     !AOSS-XXXXXX_G
   を選択し、接続ボタンをクリック。


   ※私のパソコン(FUJITSU LIFEBOOK AH77/H)は、IEEE802.11aは
    サポートされていないため、!AOSS-XXXXXX_G のほうだけが出て、
    これを選択しました。


 (4) Webブラウザー(Internet Explorer)を開く。

 
   私の場合、最初は以下の画面が出てしまいました。
    (接続不可と言われてしまった)

130305_2

   マニュアルの手順的には、どのURLにアクセスしても、以下のような画面が出るはず。

130305_1

    私の場合、Internet Explorerで別のURLを表示させようとしたところ、
    上記の画面となりました。


 (5) 上記の画面で、「AirStationセットアップカード」(無線親機に同梱されている)に
   記載されている「AOSS2キー」(3桁の数字)を入力し、[次へ]をクリック。

 (6) 以降は、上記マニュアルの記載内容に従って、ボタンを何度かクリックすれば、
   設定完了。
   →パソコンが無線LAN親機と無線で接続され、パソコンがホームネットワーク内
     の機器や、インターネットと通信可能になる。


(参考) 無線LAN親機はどの機種がよいか?
バッファロー製の無線LAN親機については、以下にまとめていますので、参考にしてください。
おすすめ無線LAN親機(バッファロー製)(2014.12.29)

バッファローの他に、NECやIODATAも含めた人気機種については、
以下を参考にしてください。(こちらでもバッファロー製が上位の場合が多いですが)
Amazon 無線LAN親機のベストセラー


ホームネットワーク構築関連の記事一覧
(1) ホームネットワーク構築/活用方法
(2) パソコンを有線LANでホームネットワークに接続
(3) 無線LAN親機の選定
(4) パソコンを無線LANでホームネットワークに接続
(5) 複数のパソコンをホームネットワークに接続しファイル共有
(6) テレビをホームネットワークに接続
(7) レコーダーをホームネットワークに接続
(8) パソコン上のコンテンツをテレビ/レコーダーで視聴するには
(9) テレビ/レコーダー上の録画番組をパソコンで視聴するには
(10) テレビ/レコーダー上の録画番組を、別のテレビで視聴するには
(11) NASをホームネットワークに接続するには
(12) NASをDLNAサーバーとして使用するには
(13) nasneをホームネットワークに接続
(14) nasneにテレビ番組を録画するには
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(17) 地デジチューナーを使ってパソコンでテレビ番組を視聴/録画
(18) プリンターをホームネットワークに接続
(19) スマートフォンをホームネットワークに接続
(20) iPhoneのテザリングの機能でパソコンをインターネットに接続
(21) ネットワークカメラをネットワークに接続
(22) スマートフォンと連携可能な機器およびソフトウェア
(23) パソコンでSkypeを使用するには
(24) スマートフォンでSkypeを使用するには
(25) テレビでSkypeを使用するには