分波器と分配器について説明します。


1.分波器とは


分波器という機器をご存じでしょうか?

Wikipediaの分波器の説明では、以下のようになっています。

分波器(ぶんぱき)とは、複数の異なる周波数帯の信号が重畳された単一の信号線路から、インピーダンスが乱れないように、それぞれの周波数帯に分けて出力する機器または電子部品である。


これでは分からないですね。
噛み砕いて言うと、以下のようなことを行う機器のことです。
 ・ 部屋のアンテナ端子と、テレビ/BDレコーダーなどテレビ放送を受信する機器を
   接続する場合に使用する。
 ・ 部屋のアンテナ端子がVHF/UHF・BS/CSが混合したものであった場合に、
   VHF/UHFの信号と、BS/CSの信号を分離して取り出す。


例1.部屋のアンテナ端子が、VHF/UHF端子(地上デジタル)と、BS/CS端子に分かれた
    形状である場合

    →分波器は必要ありません
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例2.部屋のアンテナ端子が、VHF/UHF・BS/CSが混合したものであるが、
    視聴するテレビ番組がVHF/UHF(地上デジタル)のみである場合
    →分波器は必要ありません
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例3.部屋のアンテナ端子が、VHF/UHF・BS/CSが混合したものであり、かつ、
    地上デジタル放送も、BS/CS放送も視聴する場合

    →分波器が必要
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私が現在使用している分波器は以下のようなものです。
アンテナケーブルが付いていないタイプのものもあるのですが、
私はアンテナケーブル付きタイプのものを使用しています。
IMG_2171

分波器本体を拡大すると以下のとおりです。
IMG_2173



2.分配器とは


Wikipediaの分配器の説明では以下のようになっています。

分配器(ぶんぱいき)とは、1つの電気信号を複数の機器に等分に振り分かる機器である。


噛み砕いて言うと、以下のようなことを行う機器のことです。
 ・ 部屋のアンテナ端子と、テレビ/BDレコーダーなどテレビ放送を受信する機器を
   接続する場合に使用する。
 ・ 1つのアンテナ端子から出た信号を、複数の機器に分配するのに使用する。


例1.部屋のアンテナ端子が、VHF/UHF・BS/CSが混合したもの1個だけで、
    テレビ放送を受信する機器が1台だけ

    →分配器は必要ありません
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例2.部屋のアンテナ端子が、VHF/UHF・BS/CSが混合したもの1個だけで、
    テレビ放送を受信する機器が2台

    →分配器が必要
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私が現在使用している分配器は以下のようなものです。
IMG_2174



3.まとめ


もし、分波器をつけていなかったためにBS放送が見れていなかった人は、
分波器を購入されるとよいと思います。


もし、家庭に複数台のテレビを導入する計画をされているのであれば、
分配器を購入されるとよいと思います。



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