私が家で使用しているプリンタは、EPSON Colorio(カラリオ) EP-805A です。
このプリンタで使用するインクについて、思うところを書かせていただこうと思います。

1.純正インクの良くない点

純正インクを購入すると、インク代が非常に高額になってしまいます。

私は当初は、純正インク(EPSON インクカートリッジ IC6CL70L 6色セット
を購入していました。

しかし、このインク 5,000円弱します。
私は、2ヶ月ほどで、この6色セットを使い切ってしまうのですが、
4回購入すると、プリンター1台分くらいのお金がかかってしまいます。
つまり、結果的には、8か月ごとにプリンタ1台を買い換えるようなお金の使い方をしていました。

カスタマーレビュー を見ても、「値段が高い」と「インクの減りが早い」が上位になっています。
私も全く同感です。


2.互換インクについて

これを解決する1つの方法として、互換インクを使用するという手があります。
私自身は、最近では、以下の互換インクを購入するようになりました。

価格的には、純正インクの約1/7です。

この値段の差なので、純正インクに比べて良くない点は、当然あるわけです。
カスタマーレビュー に見られる以下の現象については私も経験しています。
  • メーカー純正ではないので再三「故障しても補償の対象にならない」という警告が出る。
  • 交換時にインクが溢れ出て、ティッシュで拭きとらなければならなかった。

ただし、カスタマーレビューに見られる以下の現象については私は今のところ経験していません。
  • 交換時に「大量」のインクが溢れ出てきた。(私の経験では、「大量」というほどのインクが溢れ出たことはない。ティッシュで一拭きすれば済むレベル)
  • 印刷品質が悪い。(私の経験では、印刷したものの見た目は純正品と変わらない)
  • 長期間保存するような写真プリントには向いていない。(互換インクを使い始めてまだ数か月であるし、大切な写真を印刷するのには自宅のプリンタは使わないので、ここは何とも言えないです)

3.現状の売上は、純正インクと互換インクのどちらが多いか?

現状、売上においては、純正インクが圧倒的なのではないかと思います。
EP-805Aなどで使用する純正インク EPSON インクカートリッジ IC6CL70L 6色セット が2位
EP-804Aなどで使用する純正インク EPSON インクカートリッジ(6色セット) IC6CL50 が3位、
となっています。

インクのベストセラーじゃなくて、パソコン・周辺機全体のベストセラーにおいて、
これほど高価な消耗品が上位に来ているというのが驚きです。
EPSONからすれば、このインクの売上で非常に成功していると言えると思います。

純正インクのほうのカスタマーレビューを見る限り、高い純正インクを買う第一の理由は、
「故障しても補償の対象にならない」という再三の警告によるものであるように思えます。
EPSONからすれば、この脅し戦略は、大成功を収めていると言えると思います。


4.純正インクと互換インクのどちらを買うべきか?

私は、今後は、互換インクのほうを使い続けてみようと考えています。
理由
 インクを4回買ったら、プリンタ1台分なんて馬鹿げています。
 現在のプリンタは、インク代以外は、特に不満もなく使えていますが、
 他社のプリンタも試してみたいという気持ちもあるので、
 故障が発生して使えなくなったら、EPSONに補償してもらおうなどと考えずに、
 あっさり他社のプリンタに乗り換えてしまおうと思っています。

互換インクを1年くらい使い続けたらどうなるのか、私も予想はできません。
互換インクが原因と思われる故障が発生したりとか、
あるいは1年経っても問題なく使えているとか、
何かあれば、また記事として書かせていただこうと考えています。


参考.EP-805Aにおいて、インク交換時に、互換インクを使用した場合に
   出力されるメッセージ

(1) インクがなくなると、まずパソコン側に「インク残量が限界値を下回りました」
  というメッセージが出る。これが出た場合、印刷は途中で止まっているので、
  インクカートリッジを交換しなければならない。
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(2) プリンタの液晶パネルに、「インク量が玄関値以下のためカートリッジ交換が
  必要です」というメッセージと、どの色のインクなのかの情報(ここでは、
  BK ICBK70/70L。黒のインクという意味)が出る。
  [次へ](下図赤枠で囲った部分)にタッチする。
IMG_1643

(3) プリンタの液晶パネルに、「インクカートリッジを交換し、スキャナーユニットを閉めて
  ください。」というメッセージが出る。
IMG_1645

  プリンタのスキャナーユニット(上面のパネル)を開けて、インクカートリッジを交換する。
  ここでは、純正ではなく、互換のインクカートリッジを使用。

  互換のインクカートリッジでは、時々インクが溢れ出る(ティシュ一拭きでふき取れる量)
  ことがありますが、今回はそういうことはありませんでした。

  インクカートリッジを交換し終わったら、プリンタのスキャナーユニット(上面のパネル)
  閉める。

(4) プリンタの液晶パネルに、「取り外したカートリッジにキャップを付けてください。」
  というメッセージが出る。

  これは取り外したインクカートリッジの問題で、プリンタに付けたほうの問題ではない。
  使用済みのインクカートリッジを大事に保管しておいて、しかるべき方法で処分したい
  人は、取り外したカートリッジにキャップを付けておくのがよいと思う。
  そのままゴミ箱に捨ててしまう人は関係なし。

  [次へ](下図赤枠で囲った部分)にタッチ。
IMG_1646

(5) プリンタの液晶パネルに、「純正品ではありません。」という警告が出る。
  気にせず、[次へ](下図赤枠で囲った部分)にタッチ。
IMG_1647

(6) 「プリンター本来の性能を発揮できないことがあります。非純正品のインク残量表示に
  ついて保証できません。非純正品の使用に起因して生じた故障については、保証期間内
  でも優勝修理となります。」という警告が出る。
  気にせず、右に表示された▽(下図赤枠で囲った部分)にタッチ。
IMG_1648

(7) 「このまま使用しますか?」という問い合わせが出る。
  [はい](下図赤枠で囲った部分)にタッチ。
IMG_1649

(8) 印刷が再開される。

(9) 次の印刷の機会に、以下のような問い合わせがでる。
  「エプソン非純正品が検出されました。
   純正品以外のものをご使用になりますと、プリンター本題や印刷品質に悪影響がでるなど、
   プリンター本来の性能を発揮できない場合があります。
   エプソンは純正品以外の品質や信頼性について保証できません。
   非純正品の使用に起因して生じた本体の損傷、故障については、補償期間内んであっても
   有償修理となります。
   非純正品のインク残量表示については保証できません。
   現在装着しているインクカートリッジをそのまま使用しますか?」
  [はい](下図赤枠で囲った部分)をクリックする。
140330_21

  今のところはこれで問題なく印刷できています。


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