私が持っている Panasonic製テレビ VIERA X50 19V型
は、SDメモリカード関連の機能をサポートしています。
メインの機能は、SDメモリカードに保存した写真をテレビ画面で見る機能です。
テレビで写真を見たいのであれば、パソコンに写真を保存して、DLNAクライアント機能で
見ることが可能です。
※「Panasonic VIERA X50 のDLNAクライアント機能」参照。
その記事では、動画の再生しか取り上げてないですが、静止画(写真)の再生も可能です。
しかし、その場合だと、パソコンを起動しなければ見れないというデメリットがあります。
NASに写真を保存して、DLNAクライアント機能で見ることも可能です。
※「IODATA LANDISK HDL-A2.0-8.DLNAサーバー機能を利用する-」参照。
しかし、NASは高価(1,5000円くらい)であるし、常時電源を入れておくのが電気代の無駄
と考える人もいると思います。
テレビで、SDメモリカードに保存した写真を見る機能には、以下のメリットがあります。
・デジタルカメラで撮った写真(SDカードに保存)を、パソコンなどの介在なしに、
テレビで見ることができる。
・SDメモリカードは、小さいので、持ち運びに便利。
・SDメモリカードは、安価。
SDメモリカードはいろいろな種類があるのですが、どのようなSDカードを選べばよいのか
に関しては、以下の記事を参照してください。
SDカード、SDHCカード、SDXCカードの選び方
以降、実際に、Panasonic VIERA X50 19V型で、SDメモリカード関連の機能を使ってみた
結果を報告します。
1.Panasonic VIERA X50 19V型 のSDメモリカード関連機能
-取扱説明書に記載されている内容-
Panasonic VIERA X50系の基本ガイド 35ページには、下記のことができると記載されています。
(1) デジタルカメラで撮影した写真、デジタルビデオカメラで撮影した動画を
テレビ画面で見る。
(2) パソコンなどを使ってSDメモリカードに保存した音楽を
本機(Panasonic VIERA X50 19V型)で再生できる。
(3) 画面メモを、SDメモリカードに保存することができる。
2.実際に使ってみた結果
2.1 1の(1)の機能(写真と動画の再生)
私はデジタルビデオカメラは持ってないので、動画のほうもデジタルカメラで撮影した
もので試してみました。
結果から言うと、
写真:〇(テレビ画面で見れた)
動画:×(テレビではファイルが認識されなかった)
でした。
詳細な手順と結果
(1) 写真と動画を撮影したデジタルカメラから、SDメモリカードを抜きだして、
テレビ(Panasonic VIERA X50 19V型)のSDカードスロットに挿入。
(2) テレビのリモコンの[らくらくアイコン]ボタンを押す。
(3) [メディアプレーヤー]を選択して、テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(4) [写真一覧]を選択して、テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(5) デジタルカメラで撮影した写真一覧が表示される。
その中で、一番最初の写真(赤枠で囲った部分)を選択して、
テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(6) 選択した写真がフル画面で表示される。
テレビのリモコンの[戻る]ボタンを押す。
(7) [ビデオ一覧]を選択して、テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(8) 期待値は、デジタルカメラで撮影した動画一覧が表示されることだったが、
実際には、「表示できるデータがありません」というメッセージが出た。
※上記の結果は、デジタルカメラに入っていたSDメモリカードを抜きだして、
そのままテレビ(Panasonic VIERA X50 19V型)のSDカードスロットに挿入した
場合の結果ですが、
パソコンにコピーしたデジタルカメラの写真と動画を、
パソコン上でSDメモリカードにコピーし、そのSDメモリカードを,
テレビ(Panasonic VIERA X50 19V型)のSDカードスロットに挿入した場合でも、
同様の結果となりました。(テレビでは再生できませんでした。というか、
ファイルが認識されませんでした)
なお、その場合、同時に、ネットワークカメラで撮影した動画もSDメモリカードに
コピーして試したのですが、その動画もやはり、テレビではファイルが認識されま
せんでした。
2.2 1の(2)の機能(音楽の再生)
パソコン上で、Windows7に標準で含まれているサンプルミュージック
C:\Users\Public\Music\Sample Music\Kalimba.mp3
を、パソコン上で、SDメモリカードにコピーして、
2.1と同様の手順((4)または(7)の部分は[音楽一覧]を選択)で、
再生できるかどうかを試してみたのですが、
動画の場合と同様に、「表示できるデータがありません」と表示されました。
2.3 1の(3)の機能(画面メモ)
この機能については、動作させることに成功しました。
詳細な手順と結果
(1) SDメモリカードをテレビに挿入し、テレビの電源をつけて番組を表示し、
テレビのリモコンの[静止]ボタンを押す。
※上図では、テレビの画面が静止した状態です。
(2) テレビのリモコンで[(S)サブメニュー]ボタンを押すと、以下のように、
サブメニュー画面(赤枠で囲った部分)が出る。
この状態で、テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(3) テレビに「保存しました」などのメッセージが表示される。
※一瞬しか出ないので、写真は撮れていません。
その後、元のテレビ画面に戻る。
(4) テレビのリモコンの[らくらくアイコン]ボタンを押し、
出てきたメニューの中から[画面メモ一覧]を選択し、
テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(5) 保存した画面メモの一覧が出てくる。
※今回は、1個しか保存していないので、1個だけ出てきた。
画面メモを選択し、テレビのリモコンの決定ボタンを押す。
(6) 選択した画面メモがフル画面で表示される。
※元の画面に戻りたい場合は、リモコンの[戻る]ボタンを押せば、
順次元の画面に戻っていきます。
注意
この記事で検証に使用したテレビ( Panasonic VIERA X50 19V型(型番:TH-L19X50) )は
生産終息となり、現在は、販売もほとんどされていません。
このテレビの持つ全機能を持った後継機種は高額(9万円以上)なものばかりです。
このテレビのもつ機能を、全機能でなくても、よく使いそうな機能をカバーしていて、
価格が比較的低く押さえられている機種としては、以下のものがあり、
私としては、Panasonic VIERA を買うなら、この辺りの機種がおすすめの機種となります。
以下に機能の比較表を掲載しておきます。
機能 | TH-L19X50 | TH-L19C50 | TH-L24X6 | TH-L42E60 |
有線LAN | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
無線LAN | 〇 | × | 〇 | 〇 |
DLNAクライアント(*1) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
DLNAサーバー(*2) | 〇 | × | × | 〇 |
DMR | 〇 | × | × | 〇 |
VIERA Remote | 〇 | × | × | 〇 |
SDカード | 〇 | 〇 | × | × |
字幕 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクトビラ | 〇 | × | 〇 | 〇 |
YouTube | 〇 | × | × | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 | × | 〇 | 〇 |
Skype | 〇 | × | × | 〇 |
価格(*3) | - | 27,700円 | 34,728円 | 74,800円 |
(*2) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンクサーバー機能」と呼んでいます。
(*3) 2013.11.17時点のAmazonでの価格。
Panasonic VIERA 関連の記事一覧
(1) テレビの選定
(2) テレビを無線LANでネットワークに接続
(3) テレビのほうでもアクトビラ会員登録しました
(4) Panasonic VIERA X50 でのアクトビラの利用方法
(5) Panasonic VIERA X50 でのYouTubeの利用方法
(6) Panasonic VIERA X50 のDLNAクライアント機能
(7) テレビの再設定-無線LAN親機変更に伴い-
(8) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) VIERA remote
(11) テレビでSkype:ビエラコミュニケーションカメラの設置
(12) テレビでSkype:起動/サインイン/プロフィール参照更新/サインアウト
(13) テレビでSkype:テスト通話/通話
(14) VIERAのSDメモリカード関連の機能
(15) Panasonic VIERA X50 19V型の字幕表示機能
(16) PowerDVD Mobile:iPhone上のコンテンツをPanasonic VIERA上でプッシュ再生させる
(17) ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をPanasonic VIERA X50 を使用して再生
(18) Power Media Player:iPhone上のコンテンツを Panasonic製テレビ VIERA X50で再生
(19) Power Media Player:iPhoneをDMCかつDMS、Panasonic製テレビ VIERA をDMRとして使用