VIERA remote は、Panasonic製のテレビ VIERA を、スマートフォンから操作する機能です。


VIERA remote を使用するには、スマートフォンを、Wi-Fi(無線LAN)の設定で使用する必要
があります。


VIERA remote には、おおまかに、以下2つの機能があります。
 (1) リモコン機能
   スマートフォンで、VIERA のチャンネル選局、音量調整などを行う。
 (2) コンテンツ連携(DMR機能) ※1
   スマートフォンに保存している写真や動画を、VIERA で再生する。


 ※1 DMR機能と言ってしまうと、スマートフォンをDMCに、VIERAをDMRに、
    パソコンや NAS をDMSにして、使えるように聞こえてしまいます。

    しかし、実際にはそうではなくて、あくまで、スマートフォンに保存している
    動画/写真/音楽を VIERA で再生する機能に限定されています。


動作検証しました。以下に示します。


0.今回検証に使用した機器


・今回、検証に使用した VIERA は、Panasonic VIERA X50 19V型です。
 以降、単に VIERA と呼びます。

・今回、検証に使用したスマートフォンは、iPhone 5 です。
 以降、単に スマートフォンと呼びます。

1.VIERA側の設定


VIERA X50の基本ガイド63ページの「VIERA remote(ビエラリモート)について」の
「本機側で必要な設定」に従って設定を行う。
以下のような設定となっている。

(1) リモコンの [?]ボタンを押し、数字の「7」「9」「1」のボタンを順に押す。


(2) 以下の画面が現れる。
  [実際にやってみる](赤枠で囲った部分)を選択して、
  リモコンの決定ボタンを押す。

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(3) [ネットワーク連携設定]を選択して、リモコンの決定ボタンを押す。

IMG_0845

(4) [ネットワークリモコン]を[オン]にする。(赤枠で囲った部分)
   →初期設定でオンになっています。

  さらに、スマートフォンで VIERAの電源のオフ/オンをしたい場合は、
  [ネットワーク電源オン制御]を[オン]にする。(黄色枠で囲った部分)
   →初期設定ではオフになっています。
    今回はこの機能も試してみたいので、ここでオンに変更しました。

IMG_0846

(5) リモコンの[戻る]ボタンで元の画面に戻る。



2.VIERA remote のインストール


(1) スマートフォン(iPhone 5)において [AppStore] をタップ。

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(2) 出てきた画面で検索をタップ。

IMG_0078


(3) 「vie」をキーワードに検索。(赤枠で囲った部分)
  「viera  remote」をタップ。(黄色枠で囲った部分)

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(4) VIERA remote のダウンロード画面が表示されるので、[無料]をタップ。

IMG_0080


(5) [Appをインストール]をタップ。

IMG_0082

 →VIERA remote がインストールされる。



3.VIERA remote の起動


(1) ホームボタンでホーム画面に戻り、ホーム画面の2番目の画面を開くと、
  VIERA remote のアイコンが生成されているのでそれをタップ。

IMG_0083


(2) VIERA remote2 に関する案内がでる。[閉じる]をタップ。

IMG_0084

※VIERA remote2 が最新版となるので、はじめから VIERA remote2 をインストール
 してもよかったのかもしれません。
 しかし、私が使用している VIERA( Panasonic VIERA X50 19V型 )は少し古いモデル
 となるため、新しいソフトウェアがこのモデルに対応しているかどうかが不安だった
 ので、あえて VIERA remote のほうをインストールしたのでした。


→VIERA remote が起動する。
 なお、VIERA が複数台あるときは、どのVIERAを選択するのかを指定する画面が出る
 仕様となっているが、私の環境にはVIERAは一台しかないので、最初から、
 下記 4 あるいは 5 に示す画面が出てくる。



4.VIERA remote のリモコン機能


(1) 下側に表示されているメニューのうち、[Remote](赤枠で囲った部分)をタップ
  すると以下のような画面になる。

IMG_0105

  黄色枠で囲った部分(左上)をタップすると、電源オフ/オンができる。

  緑枠で囲った部分(真ん中、左側)をタップすると、チャンネルの切替ができる。

  紫枠で囲った部分(真ん中より少し上、右側)をタップすると、
  入力切換(テレビ/ビデオの切換え)ができる。

  オレンジ枠で囲った部分(真ん中、右側)をタップすると、音量の調整ができる。



5.VIERA remote のコンテンツ連携機能


5.1 写真の再生


(1) 下側に表示されているメニューのうち、[Media](赤枠で囲った部分)をタップ
  すると以下のような画面になる。
  写真を再生する場合は [画像](黄色枠で囲った部分)をタップ。

IMG_0108


(2) スマートフォンで撮影した写真、および、スマートフォンに取り込んだ写真が
  表示される。
  ここでは、時計を撮影した写真(赤枠で囲った部分)をタップ。

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(3) 右上の画面ボタン(赤枠で囲った部分)をタップすると、

IMG_0110

  VIERA において、写真が再生される。
  (見ていたテレビ番組の画面が、写真の画面に切り替わる)

IMG_0847


(5) スマートフォン側で、[Done](赤枠で囲った部分)をタップすると、

IMG_0111

  VIERA において、写真の再生が終了する。


5.2 動画の再生


(1) 下側に表示されているメニューのうち、[Media](赤枠で囲った部分)をタップ
  すると以下のような画面になる。
  動画を再生する場合は [動画](黄色枠で囲った部分)をタップ。

IMG_0112


(2) スマートフォンで撮影した動画が表示される。
  ここでは、時計を撮影した動画(赤枠で囲った部分)が1個だけエントリー
  されている。この動画をタップ。

IMG_0113


(3) VIERA において、動画が再生される。
  (見ていたテレビ番組の画面が、スマートフォンから転送された動画に切り替わる)

IMG_0848


(5) スマートフォン側で、[Done](赤枠で囲った部分)をタップすると、

IMG_0114


  VIERA において、動画の再生が終了する。



注意
この記事で検証に使用したテレビ( Panasonic VIERA X50 19V型(型番:TH-L19X50) )は
生産終息となり、現在は、販売もほとんどされていません。

このテレビの持つ全機能を持った後継機種は高額(9万円以上)なものばかりです。

このテレビのもつ機能を、全機能でなくても、よく使いそうな機能をカバーしていて、
価格が比較的低く押さえられている機種としては、以下のものがあり、私としては、
Panasonic製のテレビ(VIERA) を買うなら、この辺りの機種がおすすめの機種となります。

以下に機能の比較表を掲載しておきます。



機能TH-L19X50TH-L19C50TH-L24X6TH-L42E60
有線LAN
無線LAN×
DLNAクライアント(*1)
DLNAサーバー(*2)××
DMR××
VIERA Remote××
SDカード××
字幕
アクトビラ×
YouTube××
TSUTAYA TV×
Skype××
価格(*3)27,700円34,728円74,800円
(*1) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンク」と呼んでいます。
(*2) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンクサーバー機能」と呼んでいます。
(*3) 2013.11.17時点のAmazonでの価格。


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(7) テレビの再設定-無線LAN親機変更に伴い-
(8) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) VIERA remote
(11) テレビでSkype:ビエラコミュニケーションカメラの設置
(12) テレビでSkype:起動/サインイン/プロフィール参照更新/サインアウト
(13) テレビでSkype:テスト通話/通話
(14) VIERAのSDメモリカード関連の機能
(15) Panasonic VIERA X50 19V型の字幕表示機能
(16) PowerDVD Mobile:iPhone上のコンテンツをPanasonic VIERA上でプッシュ再生させる
(17) ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をPanasonic VIERA X50 を使用して再生
(18) Power Media Player:iPhone上のコンテンツを Panasonic製テレビ VIERA X50で再生
(19) Power Media Player:iPhoneをDMCかつDMS、Panasonic製テレビ VIERA をDMRとして使用

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(11) DMCを PowerDVD 13 ultra で実現
(12) VIERA remote
(13) RZ見るナビ
(14) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMR機能-
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