Panasonic製テレビ VIERA X50 19V型
は、デジタルメディアレンダラ―(DMR)の機能を持っています。
以降、私の家のネットワーク環境(ホームネットワーク)で、実際に、
デジタルメディアコントローラー(DMC) を Mindows Media Player で、
デジタルメディアレンダラ―(DMR) を Panasonic VIERA X50 19V型
で構築した例を示します。
1.ハードウェアとソフトウェアの構成
DMC:NEC VersaPro PC-VY22M/F(以降、パソコン1と呼ぶ)。OS:Windows 7。
DMCは、Windows Media Player で実現。
DMR:Panasonic VIERA X50 19V型
DMS:IODATA LANDISK HDL-A2.0(以降、NAS1と呼ぶ)
2.手順
2.1 DMR側での設定
初期設定で DMR機能が有効になっているようですが、有効になっていない場合や、
有効になっているのかどうかを確認したい場合は、以下の手順で設定/確認を行います。
(1) Panasonic VIERA X50 19V型において、リモコンのメニューボタンを押し、
出てきた画面で、[ネットワークを設定する] を選択し、
[ネットワーク関連設定] を選択し、リモコンの決定ボタンを押す。
(2) [ネットワーク連携設定] を選択し、リモコンの決定ボタンを押す。
(3) [お部屋ジャンプリンク リモート制御] の値が [オン] になっていればそのまま、
[オン]になっていなければ [オン]に設定する。
(4) リモコンの[戻る]ボタンで元のテレビ画面に戻り、設定を完了させる。
2.2 DMC側での操作
(1) パソコン1(DMCにするパソコン)において、Windows Media Player を起動。
※起動方法は、「DMC,DMRをWindows Media Player で実現」の2.1の(1)と同じ。
(2) コンテンツ一覧を表示。ここでは、「ビデオ」一覧を表示。
以下のようにする。
・「LANDISK-F24A87」(DMSにするNAS1のホスト名)(赤枠で囲った部分)
をクリック。
・「ビデオ」(緑枠で囲った部分)をクリック。
(3) コンテンツ(ここでは、テレビ録画番組「行列のできる法律相談所」)を選択して
右クリックし、出てきたメニューの中から、
[リモート再生](赤枠で囲った部分)をクリックし、出てきたメニューの中から、
[ビエラ TH-L19X50](緑枠で囲った部分)をクリック。
(4) Panasonic VIERA X50 19V型 において、「行列のできる法律相談所」の再生が
スタートする。
3.再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
上記「2.手順」と同様の手順で、再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
は以下のとおりです。
(*1) Windows 7 のサンプル動画。 以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Recorded TV¥Sample Media¥win7_scenic-demoshort_raw.wtv
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックの録画一覧 >
サンプルメディア > 風景.wtv
(*2) Windows 7 のサンプル動画。以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Videos¥Sample Videos¥Wildlife.wmv
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックのビデオ >
サンプルビデオ > 野生動物.wmv
または、
ライブラリ > ビデオ > サンプルビデオ > 野生生物.wmv
(*3) Windows 7 のサンプル音楽。以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Music¥Sample Music¥Kalimba.mp3
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックのミュージック >
サンプルミュージック > Kalimba.mp3
または、
ライブラリ > ミュージック > サンプルミュージック > Kalimba.mp3
(*4) WTVファイルは、元々、Windows Media Center で再生するファイルであるので、
Windows Media Player では再生できない。
DMC側には、コンテンツのタイトルの表示もされなかった。
(*5) DMC側に、「メディア形式がサポートされていません」というメッセージ
が出力され、再生できなかった。
4.所感
DMR機能で、テレビ番組録画を再生できたのは、これ(Panasonic VIERA X50 19V型)
が初めてです。
パソコン上で、SoftDMA 2、DiXiM Digital TV plus のDMR機能を使用した場合は、
再生できなかったので。
少し嬉しいです。
しかし、Panasonic VIERA X50 19V型 も万能なわけではなく、上記3に示したとおり、
再生できないコンテンツがいろいろあります。
現状は、DMR機能を使う場合、コンテンツによって機器を使い分けるしかない状況です。
注意
この記事で検証に使用したテレビ( Panasonic VIERA X50 19V型(型番:TH-L19X50) )は
生産終息となり、現在は、販売もほとんどされていません。
(*1) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンク」と呼んでいます。
(*2) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンクサーバー機能」と呼んでいます。
(*3) 2013.11.17時点のAmazonでの価格。
DMC,DMR 関連の記事一覧
(1) DMC,DMRについて
(2) DMC,DMRをWindows Media Player で実現
(3) DMRを SoftDMA 2 で実現
(4) DMR を DiXiM Digital TV Plus で実現
(5) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(6) DMCを DiXiM Digital TV Plus で実現
(7) DMRを LT-V200 で実現
(8) 東芝レグザの DMR機能について
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) DMRを PowerDVD 13 ultra で実現
(11) DMCを PowerDVD 13 ultra で実現
(12) VIERA remote
(13) RZ見るナビ
(14) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMR機能-
(15) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMC機能-
Panasonic VIERA 関連の記事一覧
(1) テレビの選定
(2) テレビを無線LANでネットワークに接続
(3) テレビのほうでもアクトビラ会員登録しました
(4) Panasonic VIERA X50 でのアクトビラの利用方法
(5) Panasonic VIERA X50 でのYouTubeの利用方法
(6) Panasonic VIERA X50 のDLNAクライアント機能
(7) テレビの再設定-無線LAN親機変更に伴い-
(8) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) VIERA remote
(11) テレビでSkype:ビエラコミュニケーションカメラの設置
(12) テレビでSkype:起動/サインイン/プロフィール参照更新/サインアウト
(13) テレビでSkype:テスト通話/通話
(14) VIERAのSDメモリカード関連の機能
(15) Panasonic VIERA X50 19V型の字幕表示機能
は、デジタルメディアレンダラ―(DMR)の機能を持っています。
以降、私の家のネットワーク環境(ホームネットワーク)で、実際に、
デジタルメディアコントローラー(DMC) を Mindows Media Player で、
デジタルメディアレンダラ―(DMR) を Panasonic VIERA X50 19V型
で構築した例を示します。
1.ハードウェアとソフトウェアの構成
DMC:NEC VersaPro PC-VY22M/F(以降、パソコン1と呼ぶ)。OS:Windows 7。
DMCは、Windows Media Player で実現。
DMR:Panasonic VIERA X50 19V型
DMS:IODATA LANDISK HDL-A2.0(以降、NAS1と呼ぶ)
2.手順
2.1 DMR側での設定
初期設定で DMR機能が有効になっているようですが、有効になっていない場合や、
有効になっているのかどうかを確認したい場合は、以下の手順で設定/確認を行います。
(1) Panasonic VIERA X50 19V型において、リモコンのメニューボタンを押し、
出てきた画面で、[ネットワークを設定する] を選択し、
[ネットワーク関連設定] を選択し、リモコンの決定ボタンを押す。
(2) [ネットワーク連携設定] を選択し、リモコンの決定ボタンを押す。
(3) [お部屋ジャンプリンク リモート制御] の値が [オン] になっていればそのまま、
[オン]になっていなければ [オン]に設定する。
(4) リモコンの[戻る]ボタンで元のテレビ画面に戻り、設定を完了させる。
2.2 DMC側での操作
(1) パソコン1(DMCにするパソコン)において、Windows Media Player を起動。
※起動方法は、「DMC,DMRをWindows Media Player で実現」の2.1の(1)と同じ。
(2) コンテンツ一覧を表示。ここでは、「ビデオ」一覧を表示。
以下のようにする。
・「LANDISK-F24A87」(DMSにするNAS1のホスト名)(赤枠で囲った部分)
をクリック。
・「ビデオ」(緑枠で囲った部分)をクリック。
(3) コンテンツ(ここでは、テレビ録画番組「行列のできる法律相談所」)を選択して
右クリックし、出てきたメニューの中から、
[リモート再生](赤枠で囲った部分)をクリックし、出てきたメニューの中から、
[ビエラ TH-L19X50](緑枠で囲った部分)をクリック。
(4) Panasonic VIERA X50 19V型 において、「行列のできる法律相談所」の再生が
スタートする。
3.再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
上記「2.手順」と同様の手順で、再生できたコンテンツ、再生できなかったコンテンツ
は以下のとおりです。
コンテンツの種別 | コンテンツ | 結果 |
動画 | win7_scenic-demoshort_raw.wtv(*1) | ×(*4) |
Wildlife.wmv(*2) | ×(*5) | |
デジカメで撮影した動画 | 〇 | |
ネットワークカメラで撮影した動画 (ファイル形式:avi、圧縮形式:MJPEG) | ×(*5) | |
ネットワークカメラで撮影した動画 (ファイル形式:avi、圧縮形式:H264) | ×(*5) | |
YouTubeからダウンロードした動画(WMV形式) | ×(*5) | |
YouTubeからダウンロードした動画(MPG形式) | ×(*5) | |
テレビ番組の録画 | 〇 | |
音楽 | Kalimba.mp3(*3) | ×(*5) |
静止画(写真) | デジカメで撮った写真 | 〇 |
(*1) Windows 7 のサンプル動画。 以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Recorded TV¥Sample Media¥win7_scenic-demoshort_raw.wtv
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックの録画一覧 >
サンプルメディア > 風景.wtv
(*2) Windows 7 のサンプル動画。以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Videos¥Sample Videos¥Wildlife.wmv
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックのビデオ >
サンプルビデオ > 野生動物.wmv
または、
ライブラリ > ビデオ > サンプルビデオ > 野生生物.wmv
(*3) Windows 7 のサンプル音楽。以下のファイルのコピー。
C:¥Users¥Public¥Music¥Sample Music¥Kalimba.mp3
Explorerの表示だと以下の名前になっている場合がある。
C:ユーザー > パブリック > パブリックのミュージック >
サンプルミュージック > Kalimba.mp3
または、
ライブラリ > ミュージック > サンプルミュージック > Kalimba.mp3
(*4) WTVファイルは、元々、Windows Media Center で再生するファイルであるので、
Windows Media Player では再生できない。
DMC側には、コンテンツのタイトルの表示もされなかった。
(*5) DMC側に、「メディア形式がサポートされていません」というメッセージ
が出力され、再生できなかった。
4.所感
DMR機能で、テレビ番組録画を再生できたのは、これ(Panasonic VIERA X50 19V型)
が初めてです。
パソコン上で、SoftDMA 2、DiXiM Digital TV plus のDMR機能を使用した場合は、
再生できなかったので。
少し嬉しいです。
しかし、Panasonic VIERA X50 19V型 も万能なわけではなく、上記3に示したとおり、
再生できないコンテンツがいろいろあります。
現状は、DMR機能を使う場合、コンテンツによって機器を使い分けるしかない状況です。
注意
この記事で検証に使用したテレビ( Panasonic VIERA X50 19V型(型番:TH-L19X50) )は
生産終息となり、現在は、販売もほとんどされていません。
このテレビの持つ全機能を持った後継機種は高額(9万円以上)なものばかりです。
このテレビのもつ機能を、全機能でなくても、よく使いそうな機能をカバーしていて、
価格が比較的低く押さえられている機種としては、以下のものがあり、私としては、
Panasonic製のテレビ(VIERA) を買うなら、この辺りの機種がおすすめの機種となります。
以下に機能の比較表を掲載しておきます。
機能 | TH-L19X50 | TH-L19C50 | TH-L24X6 | TH-L42E60 |
有線LAN | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
無線LAN | 〇 | × | 〇 | 〇 |
DLNAクライアント(*1) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
DLNAサーバー(*2) | 〇 | × | × | 〇 |
DMR | 〇 | × | × | 〇 |
VIERA Remote | 〇 | × | × | 〇 |
SDカード | 〇 | 〇 | × | × |
字幕 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクトビラ | 〇 | × | 〇 | 〇 |
YouTube | 〇 | × | × | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 | × | 〇 | 〇 |
Skype | 〇 | × | × | 〇 |
価格(*3) | - | 27,700円 | 34,728円 | 74,800円 |
(*2) Panasonicでは「お部屋ジャンプリンクサーバー機能」と呼んでいます。
(*3) 2013.11.17時点のAmazonでの価格。
DMC,DMR 関連の記事一覧
(1) DMC,DMRについて
(2) DMC,DMRをWindows Media Player で実現
(3) DMRを SoftDMA 2 で実現
(4) DMR を DiXiM Digital TV Plus で実現
(5) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(6) DMCを DiXiM Digital TV Plus で実現
(7) DMRを LT-V200 で実現
(8) 東芝レグザの DMR機能について
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) DMRを PowerDVD 13 ultra で実現
(11) DMCを PowerDVD 13 ultra で実現
(12) VIERA remote
(13) RZ見るナビ
(14) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMR機能-
(15) PowerDVD 14 Ultra の使い方-DMC機能-
Panasonic VIERA 関連の記事一覧
(1) テレビの選定
(2) テレビを無線LANでネットワークに接続
(3) テレビのほうでもアクトビラ会員登録しました
(4) Panasonic VIERA X50 でのアクトビラの利用方法
(5) Panasonic VIERA X50 でのYouTubeの利用方法
(6) Panasonic VIERA X50 のDLNAクライアント機能
(7) テレビの再設定-無線LAN親機変更に伴い-
(8) DMRを Panasonic VIERA X50 19V型 で実現
(9) DMC/DMSが同一パソコンである場合
(10) VIERA remote
(11) テレビでSkype:ビエラコミュニケーションカメラの設置
(12) テレビでSkype:起動/サインイン/プロフィール参照更新/サインアウト
(13) テレビでSkype:テスト通話/通話
(14) VIERAのSDメモリカード関連の機能
(15) Panasonic VIERA X50 19V型の字幕表示機能
(16) PowerDVD Mobile:iPhone上のコンテンツをPanasonic VIERA上でプッシュ再生させる
(17) ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をPanasonic VIERA X50 を使用して再生
(18) Power Media Player:iPhone上のコンテンツを Panasonic製テレビ VIERA X50で再生
(19) Power Media Player:iPhoneをDMCかつDMS、Panasonic製テレビ VIERA をDMRとして使用