ホームネットワーク構築方法

ホームネットワーク(家庭内LAN)を有線LANから無線LANに変更したいが設定方法が分からない、あるいは、パソコン,プリンター,テレビ,レコーダーNAS,ネットワークカメラなど様々な機器をホームネットワークで連携させてもっと便利に使いたい、あるいは、DLNAソフトウェアを活用してホームネットワーク上のコンテンツ(動画/静止画/音楽)を家中どこでも視聴できるようにしたいという方はいらっしゃらないでしょうか? このブログは、私の経験を通して、そういった方々に役立つ情報を提供することを目的としています。

2015年03月

nasneをホームネットワークに接続

ソニー nasne(ナスネ) の製品概要およびホームネットワークに接続する方法について説明します。


1.nasneとはどのような製品なのか?


1.1 nasneの機能


nasneは、以下のような機能を持った機器です。


(1) テレビ番組を録画する機能
(2) 録画した番組を、ホームネットワークを介して他の機器に配信する機能
(3) 放送中の番組を、ホームネットワークを介して他の機器に配信する機能
(4) 録画した番組を、他の機器にムーブする機能
(5) メディアストレージ機能(テレビの録画番組以外の動画/音楽/静止画を配信する機能)
(6) ファイルサーバー機能(Windowsのファイルを保存してネットワーク内で共有する機能)
(7) リモートアクセス機能(外部のネットワークからアクセスする機能)


nasneは以下のようなネットワーク構成で使用します。
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注.上図において、テレビは必ずしも接続する必要はありません。
  以下の記事を参照してください。
  ソニー nasne(ナスネ):テレビに接続する必要はあるのか?



1.2 nasneの長所と短所


nasneでは、設定や、テレビ番組の録画などの操作を、パソコンから行うようになっています。
録画番組や放送中の番組をパソコンで視聴することも可能になっています。
そのため、それらのことをパソコンから行いたい人にとっては、非常に便利な機器となっています。


逆に、nasne単体では設定もテレビ番組の録画もできない(パソコンが必要)であるため、
パソコンをあまり使わない人にとっては便利な機器とは言えないかもしれません。


また、録画番組や放送中の番組をパソコンから視聴するには、DTCP-IP対応DLNAソフトウェア
SoftDMA 2PowerDVDDiXiM Digital TV Plusなど)を別途購入する必要があります。


長所と短所については以下の記事に詳しくまとめておりますので、参照してください。
・ ソニー nasne(ナスネ):まとめ



2.nasneをホームネットワークに接続する方法


nasneの接続手順および初期設定手順について説明します。


2.1 ホームネットワークへの接続手順


nasneは以下の手順でホームネットワークに接続します。


(1) 同梱されていたB-CASカードをnasne本体に装着。
(2) アンテナ入力端子を部屋のアンテナ端子(必須)に、
  アンテナ出力端子をテレビに接続(必須ではない。必要があれば)
(3) LANケーブルで無線LAN親機などと接続する
(4) nasneを起動して、電源ランプやIPステータスランプが正常に点灯することを確認する。


詳細は以下の記事を参照してください。
・ ソニー nasne(ナスネ):接続から起動まで



2.2 nasneの初期設定手順


nasneの設定は、PlayStation や VIO などソニー製品からしかできないように書いてあるサイト
もあるかもしれませんが、Windowsパソコンからも設定が可能です。


以下の手順で行います。


(1) パソコン画面にnasneの初期設定画面を表示する


Windowsパソコンでは、Google Chromeで( Internet Explorerは不可 )、nasneのIPアドレスに
アクセスすれば、パソコンにnasneの設定画面を出すことができます。
詳細は以下の記事を参照してください。
・ ソニー nasne(ナスネ):Windowsでの設定画面の出し方


(2) システムソフトウェアのアップデート

nasneの設定画面を開いた時、[nasne(ナスネ)(TM)システムソフトウェアアップデート]が
青くなっていたら、クリックして nasne のシステムソフトウェアのアップデートします。
詳細は以下の記事を参照してください。
・ ソニー nasne(ナスネ):システムソフトウェアのアップデート


(3) レコーダー設定

「レコーダー設定」とは、nasneで、テレビ番組を録画するための初期設定のことです。

nasneは使用する前に、「レコーダー設定」を行う必要があります。
詳細は以下の記事を参照してください。
・ ソニー nasne(ナスネ):レコーダー設定



関連商品紹介ページ
[nasne 1TBモデル CECH-ZNR2J01]


[nasne 500GBモデル CECH-ZNR1J]



ホームネットワーク構築関連の記事一覧
(1) ホームネットワーク構築/活用方法
(2) パソコンを有線LANでホームネットワークに接続
(3) 無線LAN親機の選定
(4) パソコンを無線LANでホームネットワークに接続
(5) 複数のパソコンをホームネットワークに接続しファイル共有
(6) テレビをホームネットワークに接続
(7) レコーダーをホームネットワークに接続
(8) パソコン上のコンテンツをテレビ/レコーダーで視聴するには
(9) テレビ/レコーダー上の録画番組をパソコンで視聴するには
(10) テレビ/レコーダー上の録画番組を、別のテレビで視聴するには
(11) NASをホームネットワークに接続するには
(12) NASをDLNAサーバーとして使用するには
(13) nasneをホームネットワークに接続
(14) nasneにテレビ番組を録画するには
(15) nasneに録画したテレビ番組をパソコンなどで視聴するには
(17) 地デジチューナーを使ってパソコンでテレビ番組を視聴/録画
(18) プリンターをホームネットワークに接続
(19) スマートフォンをホームネットワークに接続
(20) iPhoneのテザリングの機能でパソコンをインターネットに接続
(21) ネットワークカメラをネットワークに接続
(22) スマートフォンと連携可能な機器およびソフトウェア
(23) パソコンでSkypeを使用するには
(24) スマートフォンでSkypeを使用するには
(25) テレビでSkypeを使用するには

売れ筋のハードディスクについて(2015.3.14)

私はハードディスクにはあまり詳しくなかったので、今回、ハードディスクについて調べてみました。

調査対象にした機種は、Amazonの外付けハードディスクドライブのベストセラー
上位にランクされている、以下2つのシリーズの製品です。

[バッファロー HD-LCU3/Nシリーズ]

製品名容量順位(*1)価格(*2)
HD-LC2.0U3/N2TB 1位9,380円
HD-LC3.0U3/N3TB7位12,480円
HD-LC4.0U3/N4TB3位17,380円

[IODATA HDC-LAシリーズ]
製品名容量順位(*1)価格(*2)
HDC-LA2.02TB 15位9,480円
HDC-LA3.03TB2位11,980円
HDC-LA4.04TB30位17,980円

(*1)2015.3.14現在の、Amazonの外付けハードディスクドライブのベストセラーでの順位。
(*2)2015.3.14現在の、Amazonでの価格。


Amazonランキングや価格コムで上位にランクされる製品には、それなりに売れる理由がある
と思います。多くの場合は、コストパフォーマンスが良い(安い割に便利な機能がそろっている)
ために上位にランクされていると思います。(メーカーの宣伝が成功しただけのように思える
ものもありますが。。。)


テレビ番組の録画や、パソコンのディスク容量拡大のために、ハードディスクを購入する必要
が発生した場合、今回調べた製品も検討の対象に加えてみてはどうかと思います。



1.共通する特徴


上記2つのシリーズのハードディスクは以下の点で共通しています。

(1) パソコン/テレビのどちらにも接続できる。
  * 購入時はパソコン用のつもりでも、テレビ録画のほうに使いたくなるような場合はよく
   あると思います。ハードディスクは汎用性が大きいほうがよいと思います。
  * 購入時点でのファイルシステムは、上記2シリーズとも、ntfsです。
   パソコンに接続した場合は、ntfsのまま使用することになると思います。
   テレビに接続した場合、最初に接続した時に、テレビ画面に出た指示に従って設定を行うと、
   そのテレビ用のファイルシステムにフォーマットされると思います。
   テレビ録画用に使用していたハードディスクを、パソコン用に転用する場合は、
   自分でハードディスクをntfsにフォーマットし直さなければならないと思います。
   フォーマットを行うためのソフトウェアは、バッファローからも、IODATAからも、
   無料で公開されています。
   バッファロー製 … DiskFormatter2  (ダウンロードはこちらから)
   IODATA製    … I-O DATA ハードディスクフォーマッタ (ダウンロードはこちらから)

(2) USB3.0とUSB2.0の両方に対応している。
  * 転送速度は、USB3.0が5Gbps、USB2.0が480Mbps となります。
   パソコンで利用するにしても、テレビで利用するにしても、他の機器にデータを転送する
   機会は発生する可能性があるので、転送速度は速いほうが良いです。
   現状、パソコンはUSB3.0をサポートしたものが増えてきている一方、
   テレビはUSB3.0をサポートしたものが少ないです。
   しかし、現状、USB3.0の対応機器を持っていなくても、将来的なことまで考えると、
   USB3.0をサポートしたものを購入しておくのは良いことだと思います。
   USB3.0がサポートされているから USB2.0が使えないということはないですし。



2.対応家電製品


2.1 バッファロー HD-LCU3/Nシリーズ


[テレビ]
 シャープ液晶テレビ <アクオス> 
 パナソニック製液晶テレビ <ビエラ>(2011/2014年モデル)
 東芝ハイビジョン液晶テレビ<レグザ> 
 ソニー液晶テレビ<ブラビア> 
 オリオン電機 液晶テレビ
 Hisense製 液晶テレビ
 三菱電機液晶テレビ <リアル> 
 LG Electronics製液晶テレビ 
 ディーオン 液晶テレビ
 日立 液晶テレビ <Wooo> 
 DXアンテナ 液晶テレビ
 ピクセラ 液晶テレビ <プロディア>


 ※上記は、HD-LCU3/Nの特長を記載したページで、「テレビやゲームにつないで楽しさ広がる」
   をクリックして出てくるページに記載された内容です。
   メーカー名/ブランド名までしか特定していないです。

   そのページに「当社対応検索で、HD-LCU3シリーズと対応が取れている家電製品に対して
   は、HD-LCU3/Nシリーズにおいても当社で動作確認をとっております。」と記載されています。
  
   そのため、どの機種がHDL-LCU3シリーズに対応しているのかについては、
   テレビ用ハードディスク対応検索のページ
で、メーカー名/ブランド名を入力した後、
   "HD-LC2.0U3"などで検索すれば分かります。

[レコーダー]
 東芝 レグザサーバー/レグザブルーレイ
 ソニー ブルーレイディスクレコーダー
 シャープ AQUOSブルーレイ


 ※どの機種がHDL-LCU3シリーズに対応しているのかについては、
   レコーダーメーカー別動作確認済み製品のページで、メーカー/ブランド名を選択した後、
   "HD-LC2.0U3"などで検索すれば、さらに詳細な情報が分かります。

 ※パナソニックDIGAについては、少なくともバッファロー社では、HD-LCU3シリーズおよび
   HD-LCU3/Nシリーズで動作確認した実績はないようです。


[その他]
 ソニー nasne  … バッファロー社のサイトにサポートしているという記載は発見できません
             でしたが、Amazonのカスタマレビューに、
             「FAT32で再フォーマットすればあっさり認識されます」と書かれていました。


2.2 IODATA HDC-LAシリーズ


[テレビ]
 東芝ハイビジョン液晶テレビ〈レグザ〉
 ソニー液晶テレビ〈ブラビア〉
 シャープ液晶テレビ「アクオス」
 シャープ液晶テレビ「ICC PURIOS」
 LG Electronics Japan液晶テレビ
 三菱液晶テレビ〈リアル〉
 日立液晶テレビ「Wooo」
 オリオン液晶テレビ
 DXアンテナ液晶テレビ「DX BROADTEC」
 ディーオン液晶テレビ「CANDELA」
 Hisense(ハイセンス)液晶テレビ


 ※上記は、HDC-LAシリーズの仕様を記載したページ に記載された内容です。
   メーカー名/ブランド名までしか特定していないです。

   そのページに「「HDC-LAシリーズ」の対応機種は、「HDCL-UTシリーズ」と同じとなります。
   対応情報では、「HDCL-UTシリーズ」の項目をご確認ください。」と記載されています。

   そのため、どの機種がHDC-LAシリーズに対応しているのかは、
   デジタル家電 メーカー別対応情報のページで、メーカー/ブランド名を選択した後、 
   "HDCL-UT"などで検索すれば分かります。


 ※パナソニック VIERA(ビエラ)は、
   HDC-LAシリーズの仕様を記載したページ のほうには出ていないですが、
   デジタル家電 メーカー別対応情報のほうを見てみると、
   "HDCL-UT"(よってHDC-LA)をサポートしている機種が見つかりました。
   見つかった機種については、サポートされていると考えてよいと思います。

[レコーダー]
 東芝ブルーレイディスクレコーダー「レグザブルーレイ」
 東芝ハイビジョンレコーダー〈ヴァルディア〉
 ソニー「ブルーレイディスクレコーダー」
 シャープブルーレイディスクレコーダー「アクオスブルーレイ」
 LG Electronics Japan「ブルーレイレコーダー」
 三菱ブルーレイディスクレコーダー「REALブルーレイ」


 ※どの機種がHDC-LAシリーズに対応しているのかは、
   デジタル家電 メーカー別対応情報のページで、メーカー/ブランド名を選択した後、 
   "HDCL-UT"などで検索すれば分かります。

 ※パナソニック DIGA(ディーガ)については、
   HDC-LAシリーズの仕様を記載したページ  にも出てなかったですし、
   デジタル家電 メーカー別対応情報 のほうで検索しても、
   HDCL-UTシリーズ(およびHDC-LAシリーズ)ではサポートされていないようでした。


[その他]
 ソニー nasne

 ※HDC-LAシリーズの仕様を記載したページで、対応機種に含まれています。



バッファロー製NAS現行製品一覧(2015.3.7)

バッファロー製NAS現行製品一覧は、バッファロー社のNASのページを見れば出ているのですが、
私なりの言葉でまとめてみました。

対象は「パソコン・デジタル家電用 NAS」かつ2ドライブ以下の機種に絞りました。


1.製品一覧


シリーズ名製品名ドライブ数転送速度
(*1)
容量DLNA
(*2)
DTCP
-IP(*2)
DTCP+
(*3)
LS411DX
シリーズ
LS411D0401X 1(データなし)4TB  〇  〇  〇
LS411D0301X 1(データなし)3TB  〇  〇  〇
LS411D0201X 1(データなし)2TB  〇  〇  〇
LS410DX
シリーズ
LS410D0401X 1100MB/s4TB  〇  〇  〇
LS410D0301X 1100MB/s3TB  〇  〇  〇
LS410D0201X 1100MB/s2TB  〇  〇  〇
LS410D
シリーズ
LS410D0401 1100MB/s4TB  〇  〇  〇
LS410D0301 1100MB/s4TB  〇  〇  ×
LS410D0201 1100MB/s2TB  〇  〇  ×
LS410D0101 1100MB/s1TB  〇  〇  ×
LS420D
シリーズ
LS420D0802 2100MB/s8TB  〇  〇  ×
LS420D0602 2100MB/s6TB  〇  〇  ×
LS420D0402 2100MB/s4TB  〇  〇  ×
LS420D0202 2100MB/s2TB  〇  〇
LS210D
シリーズ
LS210D0401 163MB/s4TB  〇  〇  ×
LS210D0301 163MB/s3TB  〇  〇  ×
LS210D0201 163MB/s2TB  〇  〇  ×
LS210D0101 163MB/s1TB  〇  〇
LS220D
シリーズ
LS220D0802 259MB/s8TB  〇  〇  ×
LS220D0602 259MB/s6TB  〇  〇  ×
LS220D0402 259MB/s4TB  〇  〇  ×
LS220D0202 259MB/s2TB  〇  〇  ×
LS-WVL/RF
シリーズ
LS-WV4.0TL/RF 2(データなし)4TB  〇  ×  ×
LS-WV2.0TL/RF 2(データなし)2TB  〇  ×  ×
LS-WSXL/R1
シリーズ
LS-WSX2.0L/R1J 240MB/s2TB  〇  〇  ×
LS-WSX1.0L/R1J 240MB/s1TB  〇  〇  ×
LS-WSX2.0L/R1WHJ 240MB/s2TB  〇  〇  ×
LS-WSX1.0L/R1WHJ 240MB/s1TB  〇  〇  ×
LS-WSXS
240/R1
シリーズ
LS-WSXS240L/R1 2240TB  〇  〇  ×


(*1)転送速度はバッファロー社が公開している数値。


(*2)DLNA、DTCP-IP の意味については以下の記事を参照してください。
   DLNA と DTCP-IP について


(*3)バッファロー社のNASで、DTCP+をサポートしている機種は全て、
  DLPAリモートアクセスもサポートしています。
  DTCP+、DLPAリモートアクセスの意味については以下の記事を参照してください。
   DTCP+ と DLPAリモートアクセスについて


2.各シリーズの特長


2.1 LS411DXシリーズ
・ 当製品にムーブした録画番組を、外出先のスマホ/タブレット/パソコンで視聴(再生)可能。
  スマホやタブレットには「DiXiM Play SE」をインストールして使用する。
  「DiXiM Play SE」はOS毎に1ライセンス無料で使用できる。
・ 当製品にムーブした録画番組を、ホームネットワーク内のパソコン/スマホ/タブレット/テレビ
  などで視聴(再生)可能。
・ ストリーミング再生のための転送時、トランスコーダでデータを圧縮。(インターネット経由
  でも転送が遅延しにくい)
・ 自動ダビング(ムーブ)機能をサポート。nasneからのダビングも可能。


2.2 LS410DXシリーズ
・ 転送速度 100MB/s
・ 当製品にムーブした録画番組を、外出先のスマホ/タブレット/パソコンで視聴(再生)可能。
  再生対応機は以下の通り。
  - DiXiM Player 4.0を搭載したスマートフォン
  - 「DiXiM Digital TV for iOS」(有料)をインストールしたiPhone、iPad
  - 「DiXiM Digital TV 2013 for BUFFALO」(添付)をインストールしたWindowsパソコン
・ 当製品にムーブした録画番組を、ホームネットワーク内のパソコン/スマホ/タブレット/
  テレビなどで視聴(再生)可能。
・ ストリーミング再生のための転送時、トランスコーダでデータを圧縮。
  (インターネット経由でも転送が遅延しにくい)
・ 自動ダビング(ムーブ)機能をサポート。nasneからのダビングも可能。


2.3 LS410Dシリーズ
・ 転送速度 100MB/s
・ 当製品にムーブした録画番組を、ホームネットワーク内のパソコン/スマホ/タブレット/
  テレビなどで視聴(再生)可能。
・ nasneからのダビングが可能。


2.4 LS420Dシリーズ
・ LS410Dが2ドライブになったもの。


2.5 LS210Dシリーズ
・ 転送速度 63MB/s
・ 当製品にムーブした録画番組を、ホームネットワーク内のパソコン/スマホ/タブレット/
  テレビなどで視聴(再生)可能。
・ nasneからのダビングが可能。


2.6 LS220Dシリーズ
・ LS210Dが2ドライブになったもの。


2.7 LS-WVL/RFシリーズ
・ 写真を保存して、スマホで見るのが主な用途。


2.8 LS-WSXL/R1シリーズ および LS-WSXS240/R1シリーズ
・ 小型・静音・省エネ



3.どの製品がおすすめか?


どの製品が良いのかは、各位の目的に依存すると思うのですが、よく分からない場合は、
・ 1ドライブ
・ 容量は2TB
・ 転送速度はできるだけ速いもの
を満たすものの中で、価格が安いものを選ぶとよいと思います。


理由は以下の通りです。
- 2ドライブはデータを二重化するために使用されるが、素人には難しい。
- 私の経験上、ヘビーユーザーでない限り、全体の容量は2TB程度で足りる。
- 動画データは大容量になりやすいので、転送速度は速いほうがよい。


具体的には以下の製品となります。(あくまで私見です)
・ LS410D0201


※DTCP+(外出先で録画番組を再生する機能)を試してみたいという人は、以下の製品を
 選択してもよいと思います。
 ・ LS410D0201X  または
 ・ LS411D0201X



関連商品の紹介
[LS410D0201]


[LS410D0201X]


[LS411D0201X]


DTCP+ と DLPAリモートアクセスについて

DTCP+ と DLPAリモートアクセスについて説明します。


1.DTCP+


DTCP+ とは、DTCP-IP の新バージョン「DTCP-IP 1.4」の通称です。


DTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)は、
コンテンツを暗号化することで、コンテンツの不正コピーを防止する機能ですが、
送信側で暗号化し、受信側で復号化する際の鍵の交換などの手順が、
ローカルネットワーク内でしか規定されていませんでした。


DTCP-IPによる暗号化/復号化を、インターネット経由でもできるようにしたものが
DTCP+ です。


現在、日本のデジタル放送番組は、機器から機器に伝送する場合、
ローカルネットワーク内では、(従来からの)DTCP-IPの手順に従って暗号化/復号化を行い、
インターネット経由で送受信する場合は、DTCP+の手順に従って暗号化/復号化を行うよう
になっています。


そのため、テレビの録画番組を機器から機器へ伝送する場合、
ローカルネットワーク内では、送信側/受信側の双方が(従来からの)DTCP-IPに、
インターネット経由では、送信側/受信側の双方がDTCP+に対応している必要があります。


2.DLPAリモートアクセス


暗号化/復号化の方式だけを規定しても、機器間の接続手順全体を規定しなければ、
接続手順がメーカー独自のものとなり、異なるメーカーの機器と接続できなくなります。


ローカルネットワーク内であれば、DLNAと呼ばれる接続手順が規定されており、
デジタル放送番組を含む動画/音楽/写真などのコンテンツを送受信する場合、
ほとんどのメーカー/機器がそれに従っているため、
送信側と受信側の機器でメーカーが異なっても、接続が可能になっています。


インターネット経由での、デジタル放送の番組および録画番組に関して、
機器間の接続手順を規定したものがDLPAリモートアクセスと呼ばれるものです。


DLPAリモートアクセスに準拠していれば、送信側と受信側の機器でメーカーが異なって
いても、デジタル放送の番組および録画番組の再生が可能となります。


※現状は、DTCP+が録画番組にしか対応していないため、実際にインターネット経由で
 接続して再生できるのは、録画番組に限定されます。


※「DLPA」という名前がついていても、「DLPA NAS level.3」は、「DLPAリモートアクセス」
 とは別プロトコルなので、ご注意ください。



通信規格関連の記事一覧
(1) Wi-Fi Directについて
(2) 無線LANの自動設定機能(AOSS、WPSなど)について

(3) DLNA と DTCP-IP について

(4) DTCP+ と DLPAリモートアクセスについて

IODATA製NAS「RECBOX」の特長

IODATA製NASは、大きく、「LANDISK」「RECBOX」というブランド名のグループに分けられて
います。


「LANDISK」は、汎用のNASです。以下のような用途に使用できます。
・ パソコン上で使用するデータを保存し、複数のパソコンから参照/更新
・ パソコンデータのバックアップ、
・ 動画/写真/音楽を保存し、パソコンやスマホから視聴
・ テレビ録画番組を保存し、パソコンから視聴


「RECBOX」は、テレビ録画番組を保存し、パソコンやスマホから視聴する機能に特化しています。
* 汎用のNASとしても使用できるようですが、転送速度や、バックアップ機能などの点で、
  汎用のNASとして使用するのであれば、「LANDISK」のほうが有利になっています。


私は、自分が持っているNASが、IODATA LANDISK HDL-A2.0 なので、
今まで、LANDISK のことばかり書いてきたのですが、
今回、RECBOX についても調べてみたので、以下に記載します。



1.RECBOXの特長

1.1 IODATA RECBOX HVL-AVDTシリーズの特長


IODATA RECBOX HVL-AVDTシリーズ(以降 HVL-AVDTシリーズ)の主な特長は、以下の通りです。
(1)テレビ録画番組をムーブ可能(テレビ側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(2)スカパー!プレミアムサービスLinkに対応
(3)ブルーレイレコーダーにムーブしてブルーレイディスクに残せる
 (ブルーレイレコーダー側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(4)保存したテレビ録画番組を、パソコン上で再生可能(DiXiM Digital TV plusなどを使用)


現在私が持っている IODATA LANDISK HDL-A2.0 (以降 HDL-A2.0)と比較しますと、
(1)~(4)のいずれの機能も、HDL-A2.0でもサポートされています。


転送速度についても、HDL-A2.0 が90MB/s、HVL-AVDTシリーズが52MB/sなので、
HDL-A2.0 のほうが高速です。


ただし、価格は、2015.3.1現在 Amazonでの価格が、HDL-A2.0が19,209円、
HVL-AV2.0DTが15,344円なので、HVL-AV2.0DTのほうが安いです。


現在以下の製品が販売されています。
製品名中の2.0とか3.0とかの数字は、容量が2.0TBとか3.0TBとかであることを意味しています。
・ HVL-AV2.0DT
・ HVL-AV3.0DT



1.2 IODATA RECBOX HVL-Aシリーズの特長


IODATA RECBOX HVL-Aシリーズ(以降 HVL-Aシリーズ)の主な特長は、以下の通りです。
(1)テレビ録画番組をムーブ可能(テレビ側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(2)スカパー!プレミアムサービスLinkに対応
(3)ブルーレイレコーダーにムーブしてブルーレイディスクに残せる
 (ブルーレイレコーダー側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(4)保存したテレビ録画番組を、パソコン上で再生可能(DiXiM Digital TV plusなどを使用)
(5)テレビ録画番組を、外出先のパソコン/スマートフォンから再生できる
  (「DTCP+」および「DLPAリモートアクセスガイドライン」準拠に伴う機能)
(6)nasneに録画した番組をダビング(nasneについては下記の備考を参照)


現在私が持っている IODATA LANDISK HDL-A2.0 (以降 HDL-A2.0)と比較しますと、
(1)~(4)の機能は、HDL-A2.0でもサポートされています。

(5)(6)のの機能は、HDL-A2.0ではサポートされていないです。


転送速度については、HDL-A2.0 が90MB/s、HVL-AVDTシリーズが78MB/sなので、
HDL-A2.0 のほうが少しだけ高速です。


現在以下の製品が販売されています。
製品名中の2.0とか3.0とかの数字は、容量が2.0TBとか3.0TBとかであることを意味しています。
・ HVL-A2.0
・ HVL-A3.0


備考.nasneについて
nasneは、テレビ番組録画の指示がパソコンからできるので、パソコンの使用頻度の高い人に
とっては、非常に便利な機器です。
nasneがどのような製品であるのかについては、以下の記事を参照してください。

・ ソニー nasne(ナスネ):購入
・ ソニー nasne(ナスネ):接続から起動まで
・ ソニー nasne(ナスネ):Windowsでの設定画面の出し方
・ ソニー nasne(ナスネ):レコーダー設定
・ ソニー nasne(ナスネ):ネットワーク構成図
・ ソニー nasne(ナスネ):番組表から録画予約
・ ソニー nasne(ナスネ):番組検索から録画予約
・ ソニー nasne(ナスネ):テレビに接続する必要はあるのか?
ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をパソコン上でSoftDMA 2 を使用して再生
・ ソニー nasne(ナスネ):録画した番組をパソコン上でDiXiM Digital TV Plus を使用して再生
・ nasneに録画したテレビ番組をパソコン上でPowerDVD 14 Ultra を使用して再生
・ nasneライブチューナ機能:放送中の番組をパソコン上でSoftDMA 2 を使用して見る
・ nasneライブチューナ機能:放送中の番組をパソコン上でDiXiM Digital TV Plus を使用して見る
・ nasneが受信した放送中のテレビ番組をパソコン上でPowerDVD 14 Ultraを使用して視聴


1.3 IODATA RECBOX HVL-ATシリーズの特長


IODATA RECBOX HVL-ATシリーズ(以降 HVL-ATシリーズ)の主な特長は、以下の通りです。
(1)テレビ録画番組をムーブ可能(テレビ側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(2)スカパー!プレミアムサービスLinkに対応
(3)ブルーレイレコーダーにムーブしてブルーレイディスクに残せる
 (ブルーレイレコーダー側も対応した機器でなければならないのでご注意ください)
(4)保存したテレビ録画番組を、パソコン上で再生可能(DiXiM Digital TV plusなどを使用)
(5)テレビ録画番組を、外出先のパソコン/スマートフォンから再生できる
  (「DTCP+」および「DLPAリモートアクセスガイドライン」準拠に伴う機能)
(6)nasneに録画した番組をダビング
(7)スムーズな再生を実現する「Smartplaying Engine」(トランスコード)搭載


HVL-Aシリーズの機能に、上記(7)の機能を加えたものが本機種となっています。


現在以下の製品が販売されています。
製品名中の2.0とか3.0とかの数字は、容量が2.0TBとか3.0TBとかであることを意味しています。
・ HVL-A2.0
・ HVL-A3.0
・ HVL-A4.0



1.4 IODATA RECBOX HVL-ATAシリーズの特長


元々は、HVL-ATシリーズの「Smartplaying Engine」を、ダビング時のトランスコード機能や
チャプタ情報のダウンロードなどの点で強化したものが、HVL-ATAシリーズであったようです。

現在は、HVL-ATシリーズのほうも、ファームウェアアップデートでHVL-ATAと同等にできるよう
になっているので、実質、HVL-ATシリーズと、HVL-ATAシリーズの差はないと思います。


現在以下の製品が販売されています。
製品名中の2.0とか3.0とかの数字は、容量が2.0TBとか3.0TBとかであることを意味しています。
・ HVL-AT2.0
・ HVL-AT3.0
・ HVL-AT4.0



1.5 IODATA RECBOX HVL-AT1.0Sシリーズの特長


HVL-ATシリーズ、HVL-ATAシリーズは、容量2TB以上のモデルしかないのですが、
HVS-AT1.0Sシリーズは、1TBのモデルとなっています。
機能的には、HVL-ATシリーズ、HVL-ATAシリーズと同じです。


現在以下の製品が販売されています。
・ HVL-AT1.0S



1.6 IODATA RECBOX HVL-DRシリーズの特長


HVL-ATシリーズ、HVL-ATAシリーズから、以下の機能が追加されています。
・ スマホやタブレットからコンテンツの確認や削除ができる
  (スマホやタブレットに「DR Controller」というアプリをインストールして使用)


他のRECBOXでは、録画番組の再生には、DiXiM Digital TV plus をするようになっているのですが、
HVL-DRシリーズでは、DiXiM Play SE を使用するようになっています。
なぜこうなのか、使い勝手はどちらがよいのかについては、すみませんが、私には分かりません。


現在以下の製品が販売されています。
製品名中の2.0とか3.0とかの数字は、容量が2.0TBとか3.0TBとかであることを意味しています。
・ HVL-DR2.0
・ HVL-DR3.0
・ HVL-DR4.0



2.どの製品がおすすめか?


どの製品が良いのかは、各位の目的に依存すると思うのですが、よく分からない場合は、
・ 容量は2.0TB
・ DTCP+がサポートされているもの
と満たすものの中で、価格が安いものを選ぶのがよいと思います。

容量2.0TBは、私の経験上、ヘビーユーザーでない限り、この程度の容量で足りるからです。

DTCP+については、不要だと言う人も多いかもしれませんが、
 - IODATA社はこの分野の先駆者であること
 - RECBOXは全体にこの部分を売りにしているように思われる
  ( DLNA、DTCP-IPまでの機能であれば、同じIODATA社のLANDISKでも可能 )
であるため、他社のNASや、IODATA製でもLANDISKのほうではなく、あえて
RECBOXを購入するのであれば、DTCP+ の機能を試してみてはどうかと考えています。

具体的には、以下の2製品となります。(あくまで私見です)
・ HVL-AT2.0A
・ HVL-AT2.0



関連商品紹介ページ
[IODATA RECBOX HVL-AT2.0A]


[IODATA RECBOX HVL-AT2.0]


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ソニー nasne
nasne 1TBモデル


NAS
バッファロー LinkStation LS410D0201C

転送速度:100MB/s
容量:2TB
DLNAサーバー:〇
DTCP-IPサーバー:〇

バッファロー Link Station LS210D0201C
転送速度
 リード:58MB/s
 ライト:63MB/s
容量:2TB
DLNAサーバー:〇
DTCP-IPサーバー:〇

ネットワークカメラ
IODATA製 Qwatch TS-WPTCAM

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:〇
暗視:〇
高機能にして割安。

IODATA製 Qwatch TS-WLC2

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇
マイク・スピーカー内蔵。

IODATA製 Qwatch TS-WLCAM

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:×
安価で簡単。はじめての人におすすめ。

PLANEX製 カメラ一発! CS-W60HD

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇

PLANEX製 カメラ一発! CS-W06N

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:〇

PLANEX スマカメ CS-QR10

無線LAN:〇
接続設定簡単化:〇
パン・チルト:×
暗視:×
スマホ専用のカメラです。

Tenvis製 JPT3815W


無線LAN:〇
接続設定簡単化:×
パン・チルト:〇
暗視:〇
外国製。マニュアルは英文(一部和訳あり)、かつ、あまり詳しいことは書かれていない。サポートは英文メールのみ。その分価格が安い。
SDカード
SDカードは、デジカメ、ネットワークカメラ、パソコンなどで利用できる場合があります。SDカードの選び方に関しては、以下の記事を参照してください。
SDカード、SDHCカード、SDXCカードの選び方
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